カナダの国旗には赤いメイプルが描かれているように、間違い無く国の象徴となりうるべきものということはよくわかった。
わざわざ季節を合わせて訪問したつもりだったのでそれなりの景色に出会う自信はあったのだが、モントリオール空港へのアプローチで眼下に見える赤〜黄色の台地を見た時、この旅行が風景だけには裏切られることは無いということは確信した。あとは天気だけだ。
言うまでもなく今回の目標はトータル5日間の時間内で最大限に紅葉を見る事だったので、街を訪れている暇はない。訪問先をモントリオールの西側に位置するローレンシャン高原と東のイースタンタウンシップスに絞って周ることにした。
モントリオール空港に着いたのは昼の13時半過ぎ。シカゴ空港の乗継ぎ時に妻がアメリカの審査に引っかかるという多少のケチが付いたが(これはマシンの不具合とのことだった)、予定とおりモントリオールに昼過ぎに着く事が出来た。空港のハーツレンタカーオフィスで我々にあてがわれたのはフォード車。ナンバーはブリティッシュコロンビア州のものになっていたので出自は西海岸らしい。何処をどうして東部に来たのかはわからないが、カーナビも付いていてそれなりに走りそうな車だ。早速空港を出て西に向かった。
右ハンドル車を乗るのは2回目だが、慣れてしまえばどうということもない。丁度日本とは昼夜が逆転するが時差ボケも殆ど感じることも無く体調も良い。カナダ人の運転マナーも文明的で、大阪で乗る事を思えばなんてことはなく、旅行を通して安心して運転する事が出来た。モントリオール市内を出るまでに多少の渋滞に引っかかったものの、フリーウェイを走り通していくことが出来るので、市内を出てからは快調。天気は多少曇っていたものの、期待通りの紅葉が我々を迎えてくれることとなった。
(続く)
とりあえずの一枚

少しあとに訪れたNorth hatleyにて(初日ではないです)
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