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ちょっとモスクワまで行こうか?列車で(その6)

 引き続き鉄道手配編である。
 前回、原価に近い価格で買う為の理屈を記した。今回はその実技編を記そう。
 国によって鉄道切符手配の困難の程度は異なる。今回ロシア号を選択しなかったのは興味が無いからだが、仮に乗ろうとすると、日本から手配する場合は、よほどのロシア語の語学力が無い限り日本の旅行社で手配をせざるを得ない。これが阿呆みたいに高い。ウラジオ→モスクワのソフトスリーパーで10万円近い値段をつけている旅行社もあった。ロシアビザの関係があり、一般的な観光ビザを取得するのであれば、必ず事前に現地の手配を完了する必要があるので、こうした金額で手配をせざるを得ないのである。
中国から出発する場合は違う。何故なら切符を楽勝で手に入れられるからだ。一応日本の旅行会社で手配をするのが一般的であるが、間に上乗せされる金額がとんでもなく高い。であれば、中国の旅行会社に手配をかけてしまえばいいのである。語学の心配ですか?問題無い。日本語でやり取りが可能だからだ。
 これだけ日中の往来が激しい時代である。ましてや隣国。昔から日本人の受入手配を中国の旅行会社は行ってきた。外国人の手配を行う旅行会社なら、ほぼ確実に日本語を話すスタッフや日本人相手の専門部署を置いている。加えて世界のどの国よりも資本主義的と言われる中国。旅行会社同士の競争も激しい。物価の違いもある。だから、日本で上乗せになる手数料と中国で上乗せされる手数料は金額が全く違う。結局のところ、日本の旅行会社もこのような提携現地旅行社に手配をかけるので、自分自身の直接取引で一気に安くなる。
 これを可能にしたのがインターネットである。
 検索エンジンで北京や上海の旅行会社を探してみれば、日本語サイトを持っている旅行会社がいくつか出てくる。そちらに鉄道切符の手配をEメール等で依頼してしまえばいいのだ。勿論信用できるかという問題があり、慎重を旨とする日本人にとって大きな壁はそこだ。鉄道切符は手配すると、キャンセル時にフルチャージとなるので、全額入金後の手配が基本。払ったはいいが持ち逃げされたら話しにならない。旅行社を選ぶ基準は、サイト内に旅行業登録番号があるところならまず問題は無いだろう。それと日本に口座を持っている旅行社であればなお良い。この場合、原価に換算レート(為替の変動を見込む為、実勢レートよりも若干高額に設定される)をかけた日本円の金額を口座に振り込む。現地旅行代理店は入金が確認できたら手配をかける。手数料はこの時点で払う場合と、現地で切符の受け取りの際に払う場合の2通りがある。これら全てが日本語とEメールで可能なのだ。
 手数料は切符代金に比例する場合と定額の場合があるが、定額の場合であれば、高額切符になればなるほど得になる。
 チケットの受け取りは、手配先旅行代理店に出向く場合と宿泊ホテルに届けてもらう場合(別途配達料要)、EMS等で送ってもらえる場合がある(別途配送料要)。
 その結果が前回ご案内した金額である。日本で手配をしようとした方なら、その価格差を分かってもらえると思う。
 如何だろう。最低限の確認(手配した切符の写真をもらうとか、いつ何処で受け取るかなど)は必要であるが、手配そのものは、それほど難しいものではないということが分かって貰えただろうか。
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ちょっとモスクワまで行こうか?列車で(その5)

 不定期連載。慣れていない方でも旅行の手配を如何に安く、かつ苦労をせずに行うか。今回と次回は、実際の鉄道切符手配の話である。
 日本の旅行会社で海外鉄道切符、特にアジア方面の切符を手配すると、原価に幾ら儲けを載せたら気が済むのですか、というくらい高い。事前に席(寝台)が取れる安心料という考え方もあるけれど、国や券種によっては2倍以上の金額をつけてこられるので、十分に怒りの対象となる。かといって、現地での言葉の不安、特に中国などでは切符手配そのものが困難な場合(寝台を中心に取り難い)もあるので、限られた日数であれば、日本で手配される方も多いであろう。実際値段が高くなるのは、通信費や人件費、そして利益確保の面で、ある程度は仕方が無いのである。国際列車やプレミアムトレインは別としても、通常の鉄道切符なら原価レベルで1万円を超えるものはそうそう無い。旅行会社は手数料商売であるから、原価何千円の物でも手間賃や利益を考えると、結果的に切符代金の2倍以上が販売価格となるのも、そこそこ納得は出来るのである。
 しかし、それで自分が買う金額として納得が出来るかどうかは別だ。
 旅行会社は手数料商売である。ならば、仲介業者を極力少なくするのが、購入価格を押さえるコツである。日本の旅行会社(の仕入部門)の何処も、現地の駅から直接切符を仕入れることはない。必ずその国の業者が間に入る。つまり

 駅(A)→現地旅行会社等(B)→日本の旅行会社(C)→顧客(D)

Aで売るのが原価だとしても、Bで利益を乗せ、Cで更に利益や手間賃を乗せてDに届く。もちろんBとCの間に更に業者がからむ事もある。その場合はその仲介業者分の利益が加算される。どう考えても、Dは原価とはかけ離れた金額で購入するしかないのである。
 ではどうすれば安くなるか?最も良いのはAで購入することであるが、現住所とかけ離れていて無理ということであれば、以下の方法を考えることになる。

 1,AからDの間に入る業者を如何に少なくするか。
 2,中間マージンを押さえてくれるBやCを探す。

 上記を一気に解決してくれるのが、インターネットである。

 今回私が購入した北京ーモスクワ間の鉄道切符は、北京の業者を通じて手配した。結論からいうと、前回の記事で書いた金額プラス250元で手を打っている。決して怪しい業者は通していない。信頼に足る業者である。1元=16元で換算するとして

 高包切符3,628元→58,048円
 手数料250元→4,000円
 合計 62,048円
 この手数料にはホテルへのデリバリー代100元が含まれている。もし配達料がなければ、更に1,600円押さえられる。

 ちなみに日本で手配をすると軟臥で65,000~85,000円(会社により異なる)。軟臥は寝台のランクで高包より一つ下に落ちる。軟臥原価は上記と同じ計算で49,728円+4,000円=53,728円。ちょっと~お兄さん怒っちゃうよ。高包切符を予定していた私は、この時点で日本で手配することをやめた。

 次回は、実際の手配方法第二弾をお届けする。

ちょっとモスクワまで行こうか?列車で(その4)

 北京よりモスクワへの列車は週2本。一本は毎週水曜発のモンゴル経由モスクワ行でモスクワまで5泊6日。もう一本は東北部(旧満州)経由のモスクワ行で、モスクワまで6泊7日。後者は瀋陽で平壌からの車両を併結してシベリアへ向かう。
 普通欧亜連絡ルートとしての鉄道で人気があるのは、ウラジオストク(以下ウラジオ)ーモスクワ間運行のロシア号。モスクワまでは6泊7日だ。が、これはあくまで国内列車。ロシアの都市ウラジオから首都モスクワまで向かうので、当然乗客のメインはロシア人。ロシア人どうこうではないのだけれど、今一つ「?」。魅力がもてない。何より短期の旅行では、100%旅行社を通してでないと手配が出来ないので、金額的に高くつくのである。別に世界で一番長い距離を走る列車ではないし(3番目に長い)。
 今回は中国発の列車しか念頭にない。その内、中、蒙、露の3カ国を走り、「たとえ乗客が一人も居なくても、三国友好の象徴として走らせる」と中国鉄道部が豪語する、モンゴル周りのモスクワ行を選んだ。
 この列車の概要は以下の通りである。(全て中国発を基準)。

列車番号:K3次(ロシア内第3列車) 
中国鉄道部所属。車掌、服務員は中国人。食堂車のみ国境で付け替え(つまり3カ国の食堂車が楽しめる)
編成
●高包
高級軟臥。2名1室。上下寝台。ソファー付。運賃:3628元
●軟臥
4名1室。扉付きの完全コンパートメント。運賃:3108元
●硬臥
4名1室。中国の一般的な硬臥が6名1区画なのに対し4名1区画で扉がついており、完全コンパートメントである(開放寝台ではない)。運賃:2142元
※金額は全て、販売総代理店の中国国際旅行社総社の取扱手数料50元込み。
運賃には当該寝台料金を含む。元々はスイスフラン建てのため、為替の変動で料金も変わる。よって、金額は参考まで。

ちなみに東北周り列車は以下の通り。

列車番号:K19次(ロシア内第19列車)ボストーク号 
ロシア国鉄所属。車掌、服務員はロシア人。食堂車のみ国境で付け替え(2カ国の食堂車が楽しめる)
編成
●軟臥
2名1室。扉付きの完全コンパートメント。寝台は上下寝台ではなく、平行寝台。運賃:3989元
●硬臥
4名1室。K3次同様に4名1区画で扉がついており、完全コンパートメントである(開放寝台ではない)。運賃:2526元

当然私が手配をかけるのは、K3次の高包である。この国際列車が国際列車たる所以の高級車両。
次回は、具体的な手配の段取りを紹介する。

ちょっとモスクワまで行こうか?列車で(その3)

 今日手配先の北京の旅行会社より、モスクワまでの鉄道切符の写真が届いた。

切符表紙↓
切符表紙


客票(乗車券)↓
客票(乗車券)


ちょっとお兄さん、気合入ってきたんじゃないの?

次回は、鉄道切符の手配方法を紹介する。

トルコのバス事故について

 まず、不幸にも亡くなられた方についてお悔やみを申し上げると共に、意識不明の方が意識を戻されることを、ケガをされた方が一日も早く帰国されることを心よりお祈り申し上げる。

トルコのバス事故について色々と語られているが、どうも釈然としない。「腹すかせたまま600kmも運転させた」とか、「道路事情が悪い」とか。あげくの果てに産経では、旅行会社に於いて現地事情の安全面のチェックに不備は無かったか、と述べている。五大紙の一つがこのような事を平気で書いてくるから開いた口がふさがらない。いい加減に腹立ってきたから、トルコを一周した経験のある私の思う所を「多少」述べさせてもらう。
 あらかじめ言っておくが、今回のエイチアイエスの会見方法には納得していないし、彼らを弁護する気も無い。しかし大抵の論調(報道や掲示板)についても、あまりにも現地を知らなさ過ぎると申し上げておきたい。

 今回の問題点は、どうも以下に絞られるようだ。
 1,ラマダン中に一日600kmも一人の運転手にさせて何を考えている!
 2,道路事情が悪い所で無理な運転をさせた。 
 3,そもそものツアー内容に無理があるのでは?

 まず海外を語る上で知っておいていただきたいのは、「日本が良すぎる」という忘れられがちな事実である。日本の常識を持ち出したら頂点のレベルから話が始まってしまうので、他の国がお話にならないのだ。
 「トルコの道路はイスタンブールとアンカラを結ぶ線以外は事情が悪い」と朝日など何処の新聞も書いていたが、それでも韓国や台湾あたりの一般道と比べると決して劣っていないどころかむしろいい位である。また、通常長距離バスではベンツを使っており、テレビで見た限りでも悪いバスでは無かった。「トルコでは毎年数千人が交通事故で死亡している」という産経の記事があったが、おいコラ!いい加減にしろ!日本では毎年一体何人死んでいるんだ。変な数を持ち出して危険度を煽るな。子供でも分かるような数字のまやかしを持ってくるなど、馬鹿馬鹿しくて泣けてくる。影響力のあるマスコミの端くれとして恥を知れ。
 ラマダンの件であるが、トルコ人は他のイスラム諸国と違ってラマダンの戒律を守らない人間が多いが、この運転手はラマダンの空腹があったと言っていたので、まあ正直者だとしてきっと真面目なイスラム教徒だったのだろう。が、「空腹で走らせた」というのなら、この時期のイスラム諸国の運転手は皆空腹だ。しかも600kmも走らせたとあった。エイチアイエスのツアーページを見てみたが、当日の移動はクシャダスからコンヤ、こんなの現地のバスでは極めて当たり前だ。短いくらいだよ。
 結局事故そのものについては、報道の内容から判断するのなら、今回旅行会社に責任は無い。大雨がたたったことを別にすれば、他は現地の常識からすれば、移動距離、方法、運転手の状態他何もかもが極めて当然の内容である。
 どうしてもマスコミは原因を見つけなくてはいけないから因果な商売だが、今回の一件をエイチアイエスに原因を求めるのは酷である。JTBや近ツリなどでも十分に起こりうる話で、他の旅行会社の営業や商品企画のボスは背筋が凍っているはずだ
 もしエイチアイエスに問題があるとするのなら、あの会見内容とその後の姿勢だ。今もって当該ツアーをホームページの添乗員付きトルコツアーページの一番上に持ってくる神経は理解できない。特に10/31出発は「決算価格」とかで、最後の集客中だ。こんな事故があった後でも、「今から同じツアーに申し込め」と案内する担当者の頭の中を見てみたい。図々しいのにも程がある。ま、会見で取締役が「申し訳ございませんでした」とか一応言っているけど、「私らには責任がありませんよ」という彼らなりの主張なのだろう。

ラワルピンディーのチャイ

 簡単に言ってしまえば、牛乳で沸かした紅茶。それがインド、パキスタンのチャイである。日本でもちょっとおしゃれなカフェにでも行けば置いているところはあるので、飲まれた方も多いであろう。

 そのチャイ売りは毎日同じ道端の一角でチャイをたてていた。恐ろしく老人に見えるが、ひょっとしたら見かけほど老けていないのかもしれない。彼の商売道具は使い古したコンロと鍋。ロクに洗っていないカップ。それとミルクとリプトン紅茶である。注文を受けるとミルクを鍋に注ぎ、紅茶を小さじで2杯。それと砂糖を入れて火をつける。沸騰する寸前で火を止めてカップに注ぐ。その間、客は彼の「チャイスタンド」の前に置かれた椅子代わりの木の箱に座って待つ。昼間は太陽が容赦なく照りつける街も、夜になると一気に冷える。大地が乾燥しているので、気温の下がり方も速い。夜になってから飲むチャイは乾いた喉と熱気の冷めた体を丁度良く温めてくれる。
 値段は一杯1Rs(ルピー)。約3円である。注文を受けてからたてるお茶の値段がこれだ。メニューはこれしかない。だから客は注文する必要が無い。言葉を発する必要も無い。席(木箱)に座ることが注文代わりだ。彼は、その皺の刻まれた顔と手で、一体何杯のチャイをたててきたのだろう。家とその道端を往復する毎日。一日100~150円の収入を得る為に、無言で、ひたすらに、チャイをたてる。

 一方では核爆弾を作る高度な技術を持つこの国で、1杯3円のチャイをたてる事に誇りを持つ高貴な老人。このアンバランスさに違和感を抱きながらも、ピンディーの街に滞在中、この老人のチャイを飲み続けたのである。

歓談!自動販売機

 最近海外に行くと「増えてきたな~」と思うものの一つに「自動販売機」がある。私の中で「日本にあって海外に無いもの」の代表的なものはパチンコ屋と自動販売機であったのだが、さすがにパチンコ屋は未だに見ないけれど、自動販売機は最近見かけるようになった。
 駅の切符売り場には以前からあった。大抵その傍に人が販売する出札所があり、自動販売機よりもそちらの方が混んでいるのである。当然私は自動販売機派だ。欧州などの販売機であれば、大抵三~四カ国語(自国語、英語、仏語、独語)で切符が買えるから、窓口の自国語しか理解しない切符売りと話すよりも、よっぽども楽なのである。売っている切符も値段も基本的に一緒だし。ただ欠点が一つあり、故障している確率が結構高いこと。出札所で並んでいる人間が結果的に多いのは、機械が壊れていることがあるから、人から買った方がいいとご判断されているのだと思いたい(でも機械オンチが大多数であるようにしか見えない)。

 自動販売機があるということは、その土地の治安が概ね良い証拠である。夜中にかっぱらっていく奴らが少ない(居ないとは言えないだろ)から置けるのだ。

 今まで見た中で一番不思議だったのは、中国・青島で見た自動販売機。お菓子の自動販売機である。箱詰めのクッキーや、ポテトチップやチョコレートが街角で売っている。これだけなら日本にもあるのだが、この自動販売機ではお菓子と一緒に何とコンドームが売っていたのである。何をやっているんだ青島市政府!販売機の裏は幼稚園じゃないか!!それとも幼児の頃から性教育を奨励しているのか?

 お口のお供と一緒に、夜(かどうかは分からないけど)のお供も販売中!なんてくだらない事を言ってはだめだ。事は深刻なのだ。
 中国は一人っ子政策のお陰もあり、大都市の目抜き通りでも夜のおもちゃが堂々と売られている。北京の或る百貨店(天橋百貨商場。でかいぞ。今でもあるのか)でもあけっぴろげに大人のオモチャが売っており、男女を問わず人でいっぱいだった。上海南京東路を和平飯店から人民公園まで歩いてみてほしい。すぐに二~三軒はそれらの店が目につく筈だ。人口抑制政策の為にエイズ対策が野放しと言っても、人間の本能は止められない。

 畢竟、こういう商売の仕方が成り立つのである。

イタリアの老兵

 ギリシアのパトラスから船でイタリアに渡った僕は、ブリンディシに到着後、そのまま中部イタリアのラヴェンナへ向かおうとしていた。世界史の教科書で見た東ローマ帝国の皇帝のモザイク画がその街にあったからだ。
 20時58分発ミラノ・チェントラーレ行夜行急行。この列車はイタリアの「かかと」の街レッチェ発。早朝4時30分にラヴェンナへの乗り換え駅リミニに着く。季節からかそれとも普段からそうなのかは分からないけれど、二等座席のコンパートメントはどれもガラガラだった。見つけた空っぽのコンパートメントに陣取った瞬間、列車は発車した。

何処の街かはわからないけれど、停車した駅で一人の老人が僕の部屋に入ってきた。年の頃は見た感じ70歳くらい。夜行に一人で乗るとはお元気な方だ。

「ボンジョルノ」
「チャオ」

 夜更けだけれど「こんばんは」を知らないので「こんにちは」で挨拶した。最初はイタリア語で始まったが、イタリア人には珍しく(とあとで知った)、英語がペラペラだった。
「何処から来た」
「日本です」
日本人と分かった瞬間、彼は饒舌になった。
「バンビーノ」
おい、俺は「少年」かよ。そりゃあんたみたいな人から見たらガキかもしれないけどさ。
「日本人は私の友人だ」
それはありがとうございます。
「日本人は勇敢だった」
はい?
「かつて我々は共に戦った」
?...ひょっとして第二次大戦の話ですか?
「我々は先に降伏したが君達は最後まで戦った」
戦い続けたことに否定的な意見の方が多いんですけど。
「君の祖先も(確かに祖先と言った)我々と戦っただろう」
確か南方に行ったと聞いています。
「戦争は絶対にしたら駄目だ。友邦ドイツはその後我々を攻撃した。敵も味方も殺しあうことに変わりは無い」
おっしゃる通りです...。
「ただ我々にとっては青春だった。大事な時間を君達の祖先と共に過ごした。青春という時間を誇りに思いたいという気持ちもある。それは私が年をとったからかもしれないが。わかるか?バンビーノ」
.....。
「私の国と君の国は戦争で敗れた。歴史の中で悪にもなった。しかしそのことが、私や君の祖先が命をかけた時間を否定するものになってしまうとしたら哀しいではないか」
.....。
「君の祖先と私は友人だ。だから君は私の孫も同然だ。話が出来て嬉しかったよ」

僕は早朝にリミニで降りた。彼はぐっすりと眠ったままだった。

ちょっとモスクワまで行こうか?列車で(その2)

 インターネットの恩恵は色々語られるが、その一つは遠くのものがすぐ傍に存在する事が可能になった事である。もしあなたがコンビニも無い街に居たとして、テレビの中で良く見る憧れのブランドバッグが欲しくなったとする。どうしても欲しいけれどそうそう大都会には出られない。しかしパソコンとインターネットとクレジットカードがあれば、極端な話、家から一歩も出ずしてそのバッグが手に入るのである。改めて思うがこれは革命である。今20代前半の人達は、情報を得だした時にはインターネットがあったのだけれど、それ以上の年齢の方なら、この事がちょっと前なら考えられなかった事であることは、お分かりいただけるはずだ。それともう一つ。インターネットは国境という概念を無くした。その恩恵で得られる例を、これから紹介する。

 その前に、今回は航空券の選び方について案内しよう。

 一般的に海外旅行に行こうと考えた場合、大多数の人は旅行会社に手配依頼する。航空会社で直接ペックス航空券(航空会社が設定する格安航空券)を買う手もあるが、これらの航空券は旅行会社でも売っているので、見比べるのならやっぱり旅行会社で探す方がメリットが高い。旅行会社は中間商売だから、航空券やホテルを仕入れ、手数料(儲け)をのせて顧客に販売する。格安航空券と呼ばれる航空券はや旅行会社のパワーゲームと利益の多少、及び航空会社の思惑によって料金が決まるので、各社料金がバラバラである。一部、料金が一律横並びの場合もあるが、問い合わせてみたら分かるけれども、横並びはあくまで広告上の話だけで、実際にはもっと安い料金があった、という事もある。よって、自分が買った航空券が他社ではもっと安かったという事はザラだし、出発日が近づくにつれて料金が安くなることもしょっちゅうだ。言うなれば一旦手を打った航空券は、後から料金を見比べてはショックを受ける事があるので、出来れば探し直さない方が良い。
 加えて、日本は世界でも有数の安値航空券市場である。格安市場で有名なのは、バンコク、ロンドンといった所だが、経験上イスタンブールも加えたい。しかし、私が知る限り日本からある特定の国に直接行くのであれば(経由、乗継を含む)、これらの街で航空券を買い足すメリットは全く無い。昔はインドに行くのに日本ーバンコクを買い、バンコクでデリーやカルカッタ行きを買う方が安かったが、航空会社さえ選ばなければ、日本でインド行きを買った方が安いのである。なぜなら、日本の航空券市場が世界でも有数の競争激戦区だからである。

 先ほど記したように、広告よりも安い料金がある事もあるので、よほど値段にこだわらない方でない限りは、是非一度旅行会社に問い合わせて欲しい。航空券をインターネットのみで手配することのメリットとデメリットは以下の通りである。

●メリット
 ①24時間購入できる。
 ②基本的にクレジットカード払い。ポイントが貯まる。
 ③人と話さなくて良いので余計な買い物をしなくて良い。

●デメリット
 ①満席の時の交渉が出来ない。(画面で満席ならそこまで)
 ②クレジットカード番号を入力することの不安
 ③旅行会社の持っている航空券は、ネットの商品が全てではない。裏料金の存在が見えない。
特に格安航空券に強い会社では、信じられない商品や料金がある場合がある。

こんな所か。

 私は今回中国から入ってロシアから出る。往復とも飛行機である。どのサイトを探しても、このような旅程に合うような航空券は出ていない。なぜなら、中国は「アジア」でロシアは「ヨーロッパ」。航空券の公式的な決まり上、アジアから入って欧州から出る航空券は存在しないからである。このような場合、普通は中国までの片道航空券(これは格安航空券)、帰りは欧州発の片道航空券(ロンドンやパリ当たりで買うと6万円~でありそう。モスクワでは20万近く。)を購入するが、とんでも無い料金になる。しかし、表には出てこなくても、格安航空券に強い会社だと、このような旅程にも融通の利く航空券が出てくる場合がある(別に隠している訳ではなく需要が無いから。また、担当者が知らないといった理由もあり)。ちなみに私は、中国から入ってモスクワから出る航空券を、73,000円で購入した(11月発。燃油代金、航空保険料、各種税、空港使用料別)。
 まずは旅行会社をあたる。それも、極力格安航空券に強いと思われる旅行会社をである。航空券に関してだけ言えば、インターネットのみで探すと失敗する。

餃子と関東軍ー中国・長春

 先月、大連、長春、哈爾濱と行ってきた。いや~いいとこですね。何がいいってご飯が美味しい。中国は基本的に何処で食べてもそこそこの物を出してくるけど、特にこの3都市は名物がある。曰く大連の海産物の炙り焼き、長春の餃子、哈爾濱のビール。大連など、ホタテの炙りが一個15円!日本のものより一回り小さいけど、そんなもん量でカバー。中国は包子などの生地物が安いけれど、餃子もご多聞に漏れない。日本と違い、生地が手作りなんですよね。餃子の本場は西安だと聞いたことがあるけれど、華北より北なら大抵の街で大概のモノを食べさせてくれる。同じ餃子と言っても土地土地の作り方があるようで、長春のモノは生地が厚く、食べ応えがあります。
 この長春。昔は新京と言って日本の傀儡国家の首都が置かれていた所。今でも当時の建物が残っている。街自体が如何にも計画都市といった感じで、北京とは違う意味で直線の大通りが走っています。実際現在のように街が整備されたのは満州国の時ですからね。
 「ラストエンペラー」をご覧になりましたか?ちょっと前にテレビでやっていた「流転の王妃」は?その舞台となったのがこの長春。皇帝の宮殿が今は「偽皇宮」として観光名所になっています。でも、この街で一番目につく建物は...

こいつ↓
旧関東軍司令部


まさにこの国の主人は誰だかわかってんだろうな的な建物です。

 はい。旧関東軍司令部です。もちろん建てたのは日本人ですよ。
 こりゃあ、中国人は怒るわ。国家基盤やインフラその他を、いくら日本が整備したと言ったって、そりゃ事実かもしれないけれど、あくまで日本は「外国人(侵略者)」。占領(侵略その他もろもろ)意図がある無しは、この建物の前では議論すること自体が無意味です。ここだけじゃあない。ビルの上にお城が建っているような建物は。
 「進駐軍」という言葉があるけれど、どう考えたって「占領軍」でしょ?もしマ元帥が司令部を置いた第一生命ビルがホワイトハウスみたいな建物に置き換えられてたとしたら、当時の日本人は怒らなかったのだろうか?怒らなきゃ嘘ですよ。だいたい自国の占領軍を褒め称えている国などどこに行ってもない。それとも進駐軍(ついさっきまでは鬼○米英だ)=解放軍的なものにとらえる程、当時の日本人は変わり身が早くプライドも無かったのだろうか?
 不思議な事に、今の憲法は「押し付け憲法だ」とか自虐史観粉砕とか言っている人ほど、戦前の日本の対中、対朝鮮施策を肯定したがる。そいつらは、実際に旧満州を訪れてこれらの建物を見たことがあるんだろうか?そりゃ結果的に「いいこと」もやっていただけで、当時の感覚では朝鮮は永久に日本の領土だし、満州国は属国である。そもそもの出発点として、今と感覚が違うということを理解しろ。
 
 もう一度言おう。
 私は自虐史観の持ち主ではない。しかし、皇居の目の前にホワイトハウスやペンタゴンみたいな建物があったら日本人としてどう思うんだ?

 でも一番わからんのは、占領の象徴であるこれらの建物を未だに使っている中国の方たち。なんてったって、今この建物は中国共産党吉林省委員会ですから
 韓国ではこうはいきません。中国人の不思議なところです。

ちょっとモスクワまで行こうか?列車で(その1)

 秋、会社でまとまった休み取れる。毎年友人とここぞとばかりに何処かへ出るのだけれど、今年は友人の都合が合わなかった。
 一人で旅する時に何が痛いってホテル代である。海外の場合、一室幾らで計算するから、必然的に一人だと割高になるのだ。日本の旅館の場合はその逆で、一人幾らで計算することが多いから、一人で行こうが複数人数で行こうが、ツアーでない限りは一人当たりの料金殆ど変わらない。国内旅行の場合は大抵相棒がいるので、これはこれで頭にくるのだけれど。学生時代は、海外の宿は大抵ドミトリーで1ベッド幾らの世界だったから、長期旅行してても安くついた。しかし、社会人になり年もとってくると、ドミトリーなど泊まってられない。必然的に個室に泊まることになるが、連れがいないとはっきり言って余計な出費が増えるのである。
 今回一人で旅行に出るときまった時のポイントは「如何に宿代を抑えるか」であった。もちろん行きたいところはあちこちあるけれど、その中でも「割安に行かれる(宿泊代が抑えられる)」ところ、かつ10日間程何かと楽しめそうなところ。こうして見ていくと、必然的にある方向に収まってくる。一人でも金銭を気にせず泊まれる場所、つまり列車である。(あ、でもこの選択は特殊かも)
 世界に数多くの列車はあるが、一週間近く走り続ける列車はそんなに無い。有名なのはロシア号(ウラジオストクーモスクワ)。俗に「シベリア鉄道」と言った場合はこの列車をさすことが多い。あとはアメリカの大陸横断鉄道やオーストラリアのザ・ガンなどかしら。どれもガマン大会にはぴったりな位走ってくれる。ま、どれを取っても国内列車で、裏を返せばそれだけ国が広いのだが、国際列車でもそれだけ長く走るのは無い訳ではない。これから不定期に記していくことになる中国とロシアを結ぶ列車がその代表だ。
 誰が走らせようと思いついたのか知らぬが、北京とモスクワの間を週2本走っている。一本はモンゴル周り、もう一本が旧満州周りである。今回は日数の関係もあり、モンゴル周りを選んでみた。これなら5泊ほど車内に泊まることができ、また7600km程の距離を移動させてくれるのだから有難い。
 中国から国際列車に乗るのは今回が初めてではない。10年程前、北京よりハノイ(ベトナム)まで突っ走ったことがある。3泊4日かかった。長距離列車という意味では、これもその筋では有名な列車だが、北京ー吐魯蕃間(烏魯木斉行)も3泊4日かけていった。「こんな長距離列車に乗るなんてすごいですねぇ」と言われる事があるけれど、乗ること自体はすごくも偉くもなんともない。それを言ったら中国人は皆偉くなる。北京の駅か旅行会社にいって「よこせ」と言って買ってくれば、これらの列車に乗れる。要は、目的地に行く手段として自分の貴重な時間を鉄道にあてがう気があるかどうかで、気があれば列車に乗るし、無ければ飛行機に乗るのである。当時私は死ぬほど時間があった。だから、共に一週間ほど北京でプラプラしながら切符を手配していたのである(飛行機に比べケタ外れに安かったし)。
 今回は昔ほど時間が無い。けど日本の旅行会社で手配をかけるとぼったくりの拝金主義価格で購入しなくてはいけないので、如何に安く手配するかに知恵を絞った。

 これから不定期に書いていくやり方は決して特別なやり方ではない。海外初心者の方でも同じサービスを如何に労力をかけずかつ安く手配する方法をご案内する。インターネット時代だから出来る旅行手配として是非参考になればと思う。
 特に同じルートで旅行をしようと考えている方にはご覧いただきたい。必ず参考になる筈である。

喫煙者入島厳禁(お呼びでないっすよ)

ハワイ州で新しい法律「新禁煙法」が出来ました。今年11月16日から施行です。
禁煙に指定される場所は
1.空港、公共交通機関(バス・タクシー等)
2.ショッピングセンター
3.レストラン、バー、ナイトクラブ
4.ホテルのロビーや通路
5.スポーツ・アリーナ、屋外アリーナ、スタジアム、円形競技場等の座席部分
6.チャイルドケアや介護施設に使用している個人の住居等

上記の場所の出入り口より20フィート圏内も禁煙区域となります。煙草が吸える場所は、個人の住居、ホテルやモーテルなどの宿泊施設の喫煙室(客室数全体の20%までを喫煙室とすることが可能)、民間もしくは半官半民の老人ホームや長期ケアホーム(施設)等となどです。
同法律に違反した個人には最大50 ドル、また企業には最大500 ドルの罰金が課せられることとなります。
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さすがアメリカ!やることが違う!
つまり、ホテルの部屋以外では煙草を吸うなってこと。どうしても吸いたきゃ、部屋から出ないか沖にでも出ろってことか?
 世界最大の煙草会社は米系企業だが、世界一煙草に厳しい国もアメリカである。法律の厳しさで有名なシンガポールでも、外で煙草を吸える場所はあった。
 最近厳しくなりつつあるとはいえども、まだ日本は煙草には寛容な国であるけれど、海外旅行の王道ハワイで煙草が吸えないとなれば、日本人客は激減必至!ハワイだけではない。グアムだって最近は外で煙草が吸えないところが増えている。
 喫煙が「嗜好」から「煙害」ととらえられるようになったのは、ここ10年くらいのような気がする。東京でも公共の場では煙草が吸えないようになってきてるし。
 煙草は、間違いなく体には悪いし、時に他人の迷惑にもなる。これは事実だ。しかし、煙草を吸う⇒存在否定(みたいなものだろ)=人間扱いされないというのもなんだかなあ。場所とマナーさえ守ってくれれば、煙を吸うのは個人の自由だと思うのだが、それを権力で否定してしまうのが、アメリカのすごいところだ。「アメリカは自由の守護者」と自賛しても、煙草を吸う「自由」は無いってことか。

ま、私は煙草は吸いませんので、ハワイでもどこでもフリーパスですが。


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プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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