FC2ブログ

勝てば官軍

 フセイン元大統領の裁判とその結果について思うのは、かつて我々も似たような裁判を経験しなかったか?ということ。そう、東京裁判である。
 勝者(一応イラク現政府が原告ということになっているけれども、アメリカが陰の主人公であることは子供でも分かる)が敗者を裁くという戦犯裁判は、実はそれほど多くは無い。テレビや新聞に映し出された元大統領の姿は、東京裁判の被告人たちと同じである。このように書くと、「独裁者と一方的裁判の『被害者』を同一視するな」とのご批判をいただくが、東京裁判で裁かれた人たちが「自存自衛の為ために止むにやまれず開戦した」と言われる事=彼らを擁護する論調が存在するのと同様に、元大統領も一方では、中東社会に於いて「アラブの英雄」との一定の支持があった事を忘れてはいけない。

勝者は常に正義である(「勝てば官軍」思想)

 もし万が一にもフセイン=イラクが勝利していたら、アラブの大儀の勝利(下手をすれば米国に対するだけでなく、キリスト教社会全体や何故かユダヤ教社会への勝利)と、声高に叫ばれていただろう。

勝利者の正義が歴史に於ける好意的評価となるかは、別の話だ。
しかし、裁かれた人が、多数の命を奪う直接的、間接的責任があるのも否定される筈の無い冷酷な事実である。


靖国問題は感情論抜きで語られることは無いが、本来視点となるべき「科学という目」から見たならばおかしな話だ。歴史を議論する時に一番重要なのは、事実に基づいた客観的合理主義による判断である。本来科学を語るべき学者もこの問題になると何故か感情を持ち出してくるので、話がややこしくなる。
スポンサーサイト



PageTop

プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

カレンダー

10 | 2006/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

月別アーカイブ
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索

RSSフィード
リンク