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天安門広場発 赤の広場行(その3)

 そりゃあなた、その昔中国の列車のトイレと言えば、この世のモノとは思えないくらいひどいものでしたよ。まさに悲惨という表現がピタリでした。11・12年程前、中国の西南地方を荒らしまわっていた時は、如何に列車の中でトイレに入らないかに知恵を絞ったものでした。西南地方の列車(成都、昆明、柳州局管理の鉄道)は、本当に評判が悪かった。例え最上級の軟臥に乗ったってトイレに入る気無くすのですから、普通車にあたる硬座、特に長距離列車の硬座のトイレなんてのは地獄絵図です。今と違って平気で2泊3日とか走っていましたから...まあ、詳しい表現はやめときましょう。
 そんな中国鉄路も21世紀に入って格段に良くなりました。特に空調が付いている硬臥以上の等級では、あまり嫌な気にならずに済みましたね。まあ、大抵のところへは1泊2日で行かれるようになりましたし、車両自体が綺麗になりましたから、人民諸氏も少しは気を遣うようになられたのでしょうか。
 今回北京からモスクワまで乗った車両は中国の車両、北京局の管理です。さすがに6日も乗っていればトイレに行かない訳にはいかないので、多少気になっていたのですが、結論から言うと終着駅まで素晴らしく綺麗なままだったんです。いや、ウランバートルまでは多少汚れましたけどね。でもそこから先は完璧でした。
 そりゃそうです。そもそも等級が軟臥よりも上の高包。しかも乗客が4人、列車員が2名の計6名しかいない。それでもって乗客が以下のような方達であれば、汚すほうが難しいというもの。
●Ⅰ・Ⅱ号室・・中国人列車員
 中国の方々は自分の所属するコミュニティで無い場所での振舞いは恐ろしく無関心(身勝手とも言えよう)であるが、自分の所属する範囲、身内と認識する範囲であると素晴らしく関心を持つ人々である。よって、自分の担当する車両のトイレに気を配らない訳が無い。そもそも汚れないトイレの管理であるから、掃除にも気が入るというもの。
●Ⅲ号室・・ロシア人夫婦
 夫は亡命ロシア人の上流家庭出身で少年兵としてスターリングラードの戦いに参加。ナチス=ドイツ相手に戦功を立てる(本人談)。婦人はロシア貴族の孫。祖母、母親の厳しい躾と、ソ連時代もその血筋の誇りを失わずに生き、今に至る。つまり上流の方々であるということ。
●Ⅳ号室・・日本人
 世界でも有数の礼儀正しい国に生を受け、幾多の国を巡るも日本人としての誇りを失わず..まあ詳細は省きます。そんな立派な人間ではないですから。
●Ⅴ号室・・スイス人
 欧州でも生活の水準は上をいく国家に育つ。スイスという所は訪れれば分かるが、周りの国(独、墺、仏、伊)とは明らかに違う街、駅、人..etc。その上、極めて綺麗好きの性格。
 
 こんな人達であるから、みなさん民度も高く他人の事にも気を遣えます。お陰で6日間の列車内の生活、快適に過ごすことが出来ました。


↑終着駅寸前のトイレ。ハラショー。
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プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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