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列車で船に乗る

 ミラノ中央駅は、ヨーロッパで最大級の駅です。頭端式ホームがずらりと並び、駅全体を覆うドームはそれはそれは見事なものです。ヨーロッパには「如何にも駅です」という荘厳な駅、ムード満点の駅が幾つもありますが、このミラノ中央駅はその中でもずば抜けた存在だと思います。
 そのミラノ中央駅でベネチア行に乗ろうとしていたところ、ホームにパレルモ発ミラノ終着の列車が入ってきました。パレルモとはシチリアの街で、南イタリアのその又向こうから北イタリアまで突っ走ってきた列車。勿論夜行列車です。シチリアは島ですから、このパレルモ発の列車は海を渡ってきた訳です。海峡でわざわざ連絡船に車両ごと積み込み、イタリア本土に渡った後に再度連結してナポリ、ローマ、フィレンツェ、ボローニャを経由してミラノまで走ってきます。言ってみれば、津軽海峡をかつての青函連絡船に列車を積み込んで札幌まで走らせようというものだと思っていただければ宜しい。日本人の目からすると、わざわざそんなことしなくても海峡で船に乗り換えて本土では連絡列車を走らせれば良いではないか、と思うのですが、どうもそのようには考えないらしい。これはイタリアだけでなく、かつてデンマークのコペンハーゲンと各地を結ぶ列車もこのような運用をしていたようです。
 実はこのような運用は日本にもありました。確か昭和20年代の話ですが、上野発札幌行(またその逆)と称して青函連絡船にわざわざ車両を積みこんでおりました。生憎洞爺丸台風で洞爺丸が沈んだ際に、この運用は中止されたようです。
 一度列車ごと船に乗ってみたいと思っていたのですが、ヨーロッパまで行く訳にもいかずどうしたものか、と思っていたところ、効率という言葉からは最も遠い所にある国の中国で、このような運用が昨年秋より始まりました。海南島と中国本土を結ぶ列車です。今年4月のダイヤ改正で海南島は三亜まで、本土側は北京、上海、広州とを結びます。海南島の観光調査と称し、6月に休みを取って広州~三亜の列車に乗りに行くチャンスを得ました。
 さあ、今から楽しみです。
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プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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