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天皇の国民

 まず初めに私は皇室崇拝論者ではなく、また以下に記す文章は何ら政治的な目的を持たない事をお断りします。

 国権の最高機関は国会であり我が国を代表するのは内閣総理大臣である事は、憲法に記されているとおりです。しかし我が国の対外的な顔、つまり外国から見た日本の元首は概ね天皇である事も、これまた事実としてあります。「国民統合の象徴」であり日本の顔は総理大臣の筈なのだけれど、外国ではそのようには捉えられていないようです。日本に国賓が来れば必ず宮中晩餐会が開かれる=ホストは天皇ですし、我々国民からしても客を迎えるのに総理大臣だけではどうも都合の悪いという感覚があるようで、大ボスとしての天皇にお出ましを願うのが対外的な礼儀と心得ている。憲法上の扱いがどうであろうと、議会制民主主義がどうとか言ったところで、国家自らが国の顔は首相ではなく天皇であるとし、国民の間でも大体そのように考えられているのが、現実でありましょう。
 私は天皇を「陛下」と呼ぶ思想は持ち合わせておりませんが、少なくとも日本の顔は天皇であるとは認識をしております。色々と語られる存在ではありますけれど、アジアの国々でも総理が来るのと天皇が来るのとでは大きく意味が違うところを見れば、総理大臣が国の代表であると叫ぶのも白々しい気がします。

 昭和天皇に対する評価が真っ二つに分かれるのは仕方がありません。ここで歴史を紐解くような事はしませんけれど、我が国のみならず、東亜の国々にとっても議論紛糾の存在でありました。私としては晩年の老境の姿が直接的な記憶として残っております。
 対する今上はいかがでしょうか。
 先日の地震の慰問で越後の避難所を訪れた姿は、やはりこの人は国姓爺だと思いました。タラップを降りてくる皇后の手をとって助ける姿は仲良し夫婦の理想でしたし、膝をついて慰問する姿とされる側の避難民の方々の姿は、この国に於ける天皇の現実的な姿(存在感)を見せ付けられたと思います。今皇室で起こっている息子一家の問題は何処の家族にもあるような話で良くも悪くも皇室を身近にしましたし、普段国民の税金で生活をしているとは言うものの、生活そのものは昭和天皇の時も今上も贅沢はせず質素に生活しているようなので、特に反感も持ちません。何処までパフォーマンスかは知りませんが、総理大臣の訪問(これは「視察」という言葉に入れ替わりましたが)時と比べると、どっちが国民を思っているように見えるかは一目瞭然。やはり何だかんだといってもこの国の顔は天皇であるようです。国民主権の世の中でありこの原則を切り崩してはいけませんが、この国にはやっぱり皇室というのは必要な存在なのかとも思います。

 決して天皇制を賛美するものでも望むものでもなく過去の歴史も理解しているつもりではありますが、皇室について率直に思うところを記した次第です。
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プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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