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T97次在北京西站一站台

 さて、通された北京西站一站台は、広々としたガラガラのホームであった。九龍行T97次は19両編成であるが、前から11両と最後尾から2両目の荷物車だけが香港まで向かい、他の7両は途中の広州東までである。よって、出国審査を受けた香港までの乗客と広州東までの乗客は必然的に隔離される訳で、その境界線が食堂車で引かれる。
このホームの状態を見てこの九龍編成が空気を載せて走っているのはすぐに理解出来たが、私の乗る高包車は満席であった。最近思うのだが、中国の列車は高い等級、つまり軟臥から売れていくような気がしてならない。定員が少ないというだけではなく、乗車出来る層が確実に増えてきたからに思える。最初に私が中国を旅した90年代前半~半ばは軟臥切符は取りやすく、一室を一人で使用出来た事もあった。しかし再度中国に行くようになったこの2年ほどは、售票所の表示では軟臥は「無」又は「售完」となっていることが多い。乗りたくても乗れないようになった等級であり、つまりは中国の所得水準が上がってきたことを(誤解されるといけない。貧富の差が大きくなってきたことを)、見事に表しているように思う。私は今、11月の休暇に向け中国行の準備を進めているが、上海の旅行社とやりとりをしているのだが、「軟臥は難しく、硬臥になることも了承してください」と言われている。

 乗車した九龍行の場合、軟臥はガラガラであったが最上等級の高包は満席である。軟臥が4名1室のドア付コンパートメントであるのに対し、高包は2名1室のドア付コンパートメントである。昨年
乗車したモスクワ行K3次の高包は2段寝台の一人用ソファー付であったが、九龍行の高包は下段寝台2つの2人用。内装は明るい木目調でまとめてあるものの、通常の軟臥から上段寝台を取り払っただけのような構造である。上段が無い分だけ開放感があるものの、これだけガラガラの軟臥であれば一人で1室を占拠できる可能性もあるので、どうしても高包という列車ではないような気がした。一応シャワー室がありこれが当初は評判であったのだが、メンテナンスのいい加減さがたたって今では物置に化すという意味不明な事になっている。国際列車に準じる列車ということでそれなりに特別扱いをされていても良いし実際されていたのだが、現状のレベルはこんなものだ。とはいうものの、高包は高包。乗車した以上は旅を楽しまなくてはいけない。敢えて良いところを無理やりあげるとすれば隣が食堂車であること位でこれは非常に有り難い(そんな訳ないだろ)。

 食堂車と国内用車両の間には柵が置かれており、公安がお互いに入り込まないよう見張っている。柵の向こうでは国内客が乗車中。相変わらずの混雑を呈しているが、国内編成は硬臥のみで編成される事で客層も悪い訳でもないから、硬座でよく見られる非文明的光景(つまりは割り込みの横行他)は無い。もっとも彼らはこの列車に限っては食堂車が使えない(九龍行乗客専用となる)という被害を被るが。片方は出国審査を受けたあとなので、国内旅客と交わらせる事は出来ず、このような分割措置を受けざるを得ない。まあ間違いなく香港へ行く人間の方が金は持っている訳で、利用率も落とす金額も期待できる=香港客が優先される。資本主義の論理というのは判りやすい。おっと、この国は一応社会主義国だった。

ガラガラのホーム
ガラガラのホーム


硬臥客の乗車光景
硬臥客の乗車光景


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プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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