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急行「銀河」の寝台

高校では写真部に属していた友人K君は、アルバイトでは新幹線の車内販売、また鉄道マニアという訳ではないけれどJRの乗り鉄もやっており、旅行の添乗員で全国を周っていたらしく、やたらと日本のあちこちについて詳しい。日本の添乗員というのは、傍から見ていると観光案内兼子守兼雑用係兼苦情係のように見え、相当に大変な仕事に見えるのだけれど、団体客を定客とする食堂やホテルでは、「添乗員料理」(当たり外れがある)や「お土産」をいただいたり、と仕事柄貴重な経験もしてきている。

いや、K君の話をしたいのではない。

この2月に、東京~大阪を走る伝統ある急行「銀河」がとうとう廃止になるということである。神奈川県の東海道線沿線で育った者としては、急行列車と言えば昼の「東海」と夜の「銀河」の事だ。
 初めて「銀河」に乗ったのは、大学生活を始めるにあたって京都に乗り込んだ3月も末日の事である。新幹線の方が安いのは判っていたし、京都に朝早く着いて何か用事があった訳でもない。ただ、今まで傍から見ているだけだった急行「銀河」に乗ってみたかったのだ。小田原駅0時15分発、時刻掲示(まだ電光掲示ではなかった)には「行先:大阪」の文字。品の無いJR東日本の出発のメロディもまだ駅には流れていなかった。新幹線は「新」大阪行であり、何となく中心地のような気がした「新」の取れた「大阪」に向かう列車は、小田原駅から唯一出る長距離列車で、また国鉄黄金時代に於ける大幹線の主要駅であった面影を表す列車であり、急行列車でありながら伊豆に向かう特急よりも格段に上に思えた。大阪はそれまでに一度しか行った事がなく全くの未知の世界であったが、東の東京、西の大阪であるから、その2大都市を結ぶ列車は、長躯九州へ向かう「あさかぜ」「富士」「はやぶさ」「さくら」「みずほ」よりも上の存在がしていたのだ。

その後、大学を出そのまま関西で仕事についたが、よく「銀河」は利用した。その時々、色々な事情でこの列車に乗った。特に学生時代は「銀河82号」という座席車のみの臨時列車が年末に走り、普通列車の乗り継ぎを除けば最も安い帰郷列車だったので、こちらも利用していた。いつしか座席の臨時は消え、定期寝台のみの運行となったが、仕事帰りにそのまま大阪駅から乗車できるので家に一旦戻るのがめんどくさい時の帰郷には有難かった。もっとも新幹線の方が安いし、「サンライズ出雲・瀬戸」が走るようになってからはこちらの「のびのびシート」が更に安いということで、夜行列車の中でも値段というハンデを背負ってしまっては利用しようという方が難しくなった。

「銀河」が無くなると聞いては用が無くとも乗らなくてはいけない。さよなら列車好きのミーハーではなく、十代~二十代の旅(帰郷)の多くをこの列車の世話になった者としてだ。暗い照明の開放B寝台で、日本独特の寝台列車のサービスである浴衣を着て一晩を過ごそうと思う。幸いにして乗り鉄野郎K君が同行してくれるというので、最後の「銀河」は楽しい旅になりそうだ。国内外を含め数え切れない程の列車寝台で夜を過ごしたが、最も多く乗車し横になった「銀河」の寝台は、格別のものとして残るに違いない。
2月末の大阪駅22時22分という出発時刻は私にとって特別な時刻となる。
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勝手な料理論評~ボルシチ万歳

 各国を旅行をして得た事は色々ありますが、思い返した時、あちこち旅して良かったな、と思わしめるのは、各国料理に触れた事だと思っています。元来食べる事というのは自分自身の中で大きな割合を占めるものでして、旅行中はなおの事食べる事に意義を見出してまいりました。よって、その国の名物料理とはいかなくても、所謂一般的な料理は必ず口にしてきましたし、なるべく地場の食事をしてきたつもりです。でありますから、赤道より北側の料理は大抵口にしているので、勿論個人的な嗜好はあるにせよ、論評を下すのはそれ程罰当たりでは無いかと思うのです。
(論評はあくまでも私の主観に依るものですので、以下に上げる料理の好みが異なるのを否定する意図は全くありません、あしからず。)

 料理が美味しいのと好きなのとでは違います。美味しいからといって毎日食べられるとは限りませんし、大して美味しくなくても毎日食べられるものもあります。概して北方(寒いところ)よりも南方(暑いところ)の方が食材が豊富のように思いますが、北方も南方も一定の地域を越えると味付けは単調になります。東南アジア料理(タイ、マレー等)は特に若い日本人には人気の高い料理で、私も美味しいとは思いますけれど、毎日食べろと言われるとどうかと思います。味付けの単調さを食材でフォローしているような料理に思え、これだけ豊富な食材なら、もっと色々あるのではないかとも思うのです。私が東南アジアを訪れる事が殆ど無い理由として、暑いところが苦手という以外に出てくる料理の問題もあります。

 北方料理はどうでしょうか。
 寒いところで料理を売りにして良い最上位は北海道だと思います。といっても北海道は素材の良さを生かす料理であるので、味付けの観点から見るとロシア料理が私の中では最上位にきます。ロシア料理をロシア料理足らしめるものはスープを置いて他にありません。ピロシキやストロガノフも美味しいですが、ロシア料理とは「スープ料理」と言ってもよいでしょう。代表的スープは「ボルシチ」です。もっともこれはウクライナが本流ですけれど、一般的にはロシア料理に捉えられていますね。ボルシチはシチューではありません。シチューとスープの違いは、シチューが本来主菜であること。日本人はシチューと一緒に別の主菜を取りますが、本来の食べ方ではない。西洋料理屋に行けば、ビーフシチューとハンバーグは同列です。
 「美味しい」と「好き」の分類で言えば、私にとりロシア料理は「好き」の部類です。味は重厚で質朴で派手では無いですけれど、毎日食べても飽きません(というか、かつて旅した時に全く飽きなかった)。

 今日は久しぶりにロシア料理を食べに行ってきました。神戸はこのような料理もそこそこの値段で食べさせてくれるので大好きです。

ロシア料理「バラライカ」
市バス加納町三丁目
又は各線三宮駅より徒歩

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プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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