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遥か彼方の雲ノ平

 雲ノ平というところがある。
 黒部峡谷の源流に近い、北アルプスの奥の奥にある高原である。凡そ日本で一般の人が足を踏みいれられる地域の中でも有数の不便な場所にあると言って差し支えない。
 学生時代から社会人の初めにかけて少しだけ登山をかじっていた時があった。最初に向かったのは、お決まりのように上高地~涸沢~奥穂高である。一度目の奥穂高行は涸沢小屋まで登ったのだが、悪天候で上高地へ引き返した。2度目のチャレンジで奥穂高まで辿りつき、岳沢から上高地へ降りてきた。その後、父と共に中房温泉~燕岳~表銀座~槍ヶ岳~新穂高温泉と縦走したが、この時は4泊5日もかかった。社会人になって最初の頃、まだ体力があったので、黒部源流となる雲ノ平~三俣蓮華岳~双六岳~新穂高温泉のルートをとろうと計画をたてたのだが、この時も出発間近になって天気にたたられた為、断念した。以降この地に辿りついていない。
 雲ノ平は標高2,500m程のところにある高原である。どのような所かは、興味がおありならネット検索していただきたいのだが、調べれば調べるほど素晴らしい所であるとしか言い様が無い。勿論車ですっと行かれる訳ではなく、富山駅を早朝に出て折立経由でどんなに急いでも2日かかる。折立まではバスが行っているが、そこから山道を2日の勘定だ。富山早朝発ということは、大阪を「きたぐに」で出て未明に富山で降りなければならない。つまり日付上雲ノ平に辿りつく為には3日必要となる訳で、往復すれば最低でも4泊5日(内夜行1泊)の旅行になる。5日あれば海外へが癖になってしまったので、これでは山行など出来る訳がなく、そうこうしている内に体力が無くなるという情けない事態になってきた。

 こないだの週末、これも10年振りくらいに立山黒部アルペンルートを訪れた。大町温泉に宿を取ったが、朝起きたらざんざん降りの雨で死にたくなった。が、神がかり的な運を発揮し、扇沢で雨がやみ、トロリーバスを抜けた黒部ダムで晴れ。大観峰では雲にやられたが、立山をくぐり抜けて室堂でも晴れ。黒部平では後立山を楽しみ、室堂では立山の山並みに圧倒された。帰り、美女平まで降りてきたら雨だった。何てことは無い。雨雲の上にいたのである。

 久々に山を味わって昔を思い出した。久し振りに山行を計画してみるのも良いかと思う。勿論狙うは雲ノ平だ。
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プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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