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日本人犯罪者に対する中国での出来事について

 少し前まで中国の入国カードには「外国人であってもいかなる理由でも問題を起こした場合は、中国の法律によって処理される」みたいな事が書いてあった記憶がある。最近のは両面印刷になっているので直接それら警告に触れることはなくなった。まあ、一般の渡航者が治外法権で守られている筈が無いので、その国に入ったらその国の法に縛られるのは当然。入国する、というのは、その国の文化、宗教、風俗、習慣、法律を無条件に了承することと同義であり、これを承服できないのであれば、「行かない」という選択をすることで意思表示をすることも、渡航者には認められている。当たり前の話だが。
 麻薬で死刑というのが厳しいというのは、あくまで日本を含む他国の感覚に依るもので、中国に渡航した以上、日本人から見て厳しいとか悪法だとか言う筋合いは本来無い筈だ。納得できなければそもそも行かなければ良いのだし。ましてや死刑と臓器売買を絡めて書いてあったニュース。臓器は死刑とは別の話だろう。大体死刑制度のある日本がとやかく言えるのだろうか。日本での中国人処刑は人を殺した犯罪者に対するものだったから、と肯定するのか?
 麻薬と死刑の関係については、かつてこのブログでも取り上げたと思う。日本は嫌中の風潮が強いので「やはり中国」とか思えるかもしれないが、シンガポールやマレーシアも麻薬で死刑が科されるのは同様。こちらは確か入国書類にその旨が書いてあった筈だ。

 雲南の大理とかに行くと、大麻がそこらで自生していたのを思い出す。もう15年くらい前の話だが。私はやらなかったが、当時大理に籠って大麻中毒になっていた旅行者を何人か見た。だから死刑を持ち出した所で根本的に麻薬が手に入らない国では無いのだが、手にした瞬間にヤバイ国であるのはその当時から感じていた。
 アヘン戦争と絡めて麻薬に厳しいという話がある。確かに麻薬で国を滅ぼす原因を作った事実もあるので、この話もあながち嘘とは言えない。ただでさえ人命が軽い国だ。中途半端に牢屋に入れるくらいなら、みせしめの意味も込めて殺してしまう選択を取りやすいのもごもっとも。これを厳しいとか量刑不当だとか言う意見こそ、本来ならば不当な意見だとも思える。

 ちなみに以前、処刑は公開だった。私はそのものズバリを見たことはないが、銃殺前の市中引き回しは見たことがある。トラックに乗せられ、首から罪状の書かれたプラカードを下げていた。もちろん見せしめの為です。何かやってみろ、明日はお前たちがこいつらみたいになるんだぞ、という脅し以外の何物でもないですけれど。
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プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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