何の気なしに御茶ノ水界隈をふらふら。日曜だからか学生の数も少なく比較的のんびりした雰囲気。御茶ノ水駅付近の神田川と中央線の組み合わせは、都会的な東京と雑然とした東京と自然の残る東京が全部入り混じっていて好きな景色。何気に山手線内側の中央線沿線て、少なくとも御茶ノ水から四ツ谷までは神田川~外堀沿いは水のある風景となっていて、ホッとするのよ。意外に景色が開けていたりするので、大阪とか京都の町中と比べたら東京の方がいいんじゃないかとも思えてくる。何を基準とするかにもよるのだが。
昨日入った京浜線ガード下の御徒町食堂。店員さんはみなおばあさん。きさくな人達で入っているお客さんとの会話が絶えず明るい店。お互い東京弁で喋っているので常連客なのだろうと思っていたが、そうじゃなかったらしい。会話に耳を傾けていたら店員の一人は昭和十二年生まれだそう。お化粧ばっちり決めてとても若く、とても御年73歳には見えなかった。やっぱりこういう風に人前に出て喋っていれば年も取らずに済むのだな、と改めて思った。ハンバーグ定食を注文したら、「選べるおかず」というのがあるのだが、それが焼き肉、サンマの塩焼き、麻婆豆腐、半ラーメンからの選択となっていて泣けてくる。どれもハンバーグとの組み合わせでは無いのだが、自分は麻婆豆腐を選択した。これも普通の定食のきっちり一人前が出てきてびっくり。量が無茶苦茶多い...。
「東京=人が多くて疲れる」というのはある意味事実だが、それはこの街の一部しか見ていない。食わず嫌いは勿体無い。好んで奥を探っていけば、懐の深い街であることに段々気付いてくる。
●御茶ノ水
東43系統(東京駅~荒川土手/江北駅)、茶51系統(秋葉原駅~駒込駅)、学07系統(御茶ノ水駅~東大構内)にて「御茶ノ水駅」下車
●御徒町食堂
都02系統(大塚駅~錦糸町駅)にて「御徒町駅前」下車。
他、「上野広小路」「上野松坂屋」などに停車するバス多数も利用可
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