多くの同世代の人も多分そうであるように、私も生まれた時から高校野球を見せられてきました。本日も甲子園に観戦に行ってまいりました。
一体、この国に住む上で野球を知っているのと知らない、100歩譲って、野球を見る気になるのと興味が無いのとでは、生きる楽しみの度合いが変わってくる、と言ったら暴言になるでしょうか?大体8月の炎天下に野球大会を開くのも狂っていると思いますが、それをわざわざ暑い思いをして見に行く人間が毎日何万人もいるというのは、日本人にとって野球が国民的スポーツであるからだとしか言いようがありません。テレビの向こうで見ている人たちを加えたら、どれだけの人が高校野球を意識しているのか想像もつきません。尤も高校野球が人気のある理由を他にあげるとすれば、一年に一度郷土を意識する機会だから、という事と、日本人の大好きな感覚「これで負けたら終わる」(3年生)も言えると思うのですが。
世界で最も人気のあるスポーツはサッカーでありますけれど、ワールドカップにも出、A代表の試合は必ずと言っていいほど放映されるようになったと言っても、日本では野球人気に絶対に勝てません。この国にとってのサッカーは国際試合がメインで、残念ながらJリーグや高校サッカーの熱狂度は野球の比では無い。野球人気の低下が叫ばれていますけれど、この時期になると、日本人にとってどれだけ野球が生活の側にあるスポーツかが良くわかります。サッカーファンには申し訳ありませんが、競技として見るか生活に染み付いているかのレベルの差の話であり、比較の対象になりえないのです。
サッカーに阪神タイガースや読売巨人軍がありますか?
日本人にとっての野球の話をもう一つ。
日本代表といえどもサッカーには上をいくチームがいくつもある。野球は違います。国際レベルでいけば、日本人にとっての野球のライバルはアメリカだけです。競技人口が違うと言うのは否定する理屈になりません。
日本人の潜在的な憧れであり卑屈も感じてしまう国は、以前にも書きましたがアメリカであり、日本でもアメリカでもメジャーな競技でかつ対等に戦える競技は野球しかない。サッカーでブラジルに負けるのは当たり前でありますが、メジャーリーグで日本人が活躍するようになった今、野球ならアメリカと対等に戦えると思っている。物量や国力その他ではコテンパに負けるアメリカでありますが、野球なら打ち負かす事もできるのです。
ワールドベースボールクラシックの優勝は素晴らしかった。私がスポーツで涙を流したのは、生きてきてあの大会の優勝の一瞬だけです。一旦日本に勝った韓国が、トーナメントで日本に敗れた時に「こんなルールは間違っている」と訳判らない事を言っておりましたが、納得できなければ最初から参加しなければよいのです。肝心な所で勝った日本に底力があり、負ける韓国が弱かっただけの事です。尤もあの大会では韓国は眼中になく、日本もプロが出た時点でアメリカしか見ておりませんでしたが。
これだけ生活に密着したスポーツは野球を於いて他にありません。こんな勝手な事を言いながら、この猛暑の中をまた甲子園に足を運ぶのです。
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メジャーリーグ中継の視聴率は2%程度だし、
関東での巨人が絡まない試合とJリーグの試合中継の視聴率だとJリーグが3%台で巨人以外は2%台が多いみたいですし、
仙台では楽天より地元Jリーグのチームの方が数字が良いみたいですしね。
高校野球も今年は10%を越えたのは数本程度で、決勝は11%でした。
今年は平日だからと言う理由は立ちますが、大体決勝は土日でも例年15~18%程度です。
殆どの試合は4~7%で、言われるほど取れてる訳ではありません。
数年に一度高くなるだけと言うのが妥当だと思います。
こうした意見を聞くといつも思うのですが、
マスコミの報道量=人気と勘違いしているのだと思います。
またマスコミが数字が高い時のみ記事とするので、高い印象が残り
それを元に発言する人が多い様に思われます。
例えば阪神などは、ここ数年では巨人戦の場合は20%近くまで行く事もありますが
他の試合だと10%台前半という事も多い様です。
ちなみにゴールデンの平均は13%です
○プロ野球について
オールスター前までのナイター全局平均視聴率は、 全ナイター平均が、 10.1%(前年比△1.8%)
巨人戦ナイター平均が、 9.9%(前年比△1.3%)
阪神戦ナイター平均が、 12.8%(前年比△2.7%)
http://ktv.co.jp/info/press/070803.html
野球がまだ人気があるという点に関しては否定はしませんが、
以前の20%、30%と取れていた時代とは変わりつつある事を見てみぬ振りをするのは、
野球界自身のためにならないでしょう。