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天津奇譚~何故この街に引き寄せられる?wao!

 旅行をしていると、行きたい気持ちは大きいのだが訪れる機会の無い街と、別に行くつもりは無いのだが不思議と訪れる街とがあります。私の場合は中国に訪れる事が多いので、彼の国を例にとりますと、前者が西安と南京、後者が香港と天津という事になります。
 今回の旅も含め北京を訪れること既に四回になりますが、北京首都空港から出入国を行った事がありません。別に飛行機を拒否している訳ではなく、飛行機で入りたかった事もあるのですが、どういう訳か全て陸路で出入りしています。出る時は四方に散っていますが、入る時は全て天津からです。

<初回>
船で天津新港。天津市内を通り抜けてその日の内にバスにて北京へ。

<二回目>
船で天津新港。この時は天津で一泊。翌日天津駅前からバスで北京へ。

<三回目>
飛行機で天津濱海空港。張貴庄より天津へ。天津駅から列車で北京へ。

<今回>
列車で天津臨時駅へ早朝着。滞在時間一時間。列車で北京へ。

 まあこんな感じです。初回と二回目は長期旅行だったので金も無く、神戸から船でした。三回目は北京へ直接入りたかったのですが、仁川からの北京便に接続不可。仕方無しの天津便選択。今回は北京行がまさかの列車満席で、天津に送られてきました。

 天津は四大直轄都市でありますが、多くの日本人観光客にとってはあまり縁の無い都市のようです。実際有名な見所がそんなにある訳ではなく、私が旅行中に北京から日帰り旅行をするとしても、天津という選択肢は多分ありません(多分承徳や山海関などに行くと思う)。が、旅の途中にもし寄る機会があれば、特に近現代の中国史に興味がある方なら感慨深いかもしれません。紫禁城を追われた溥儀は天津の日本領事館に一旦匿われ、秘密裏に日本の勢力化にあった関東州大連に向かいました。日本が溥儀を利用して満州に権益を求めたのは事実ですが、来津前後に溥儀が日本を利用して清朝復興を企図したのも事実。また、若き周恩来は天津の南開中学(現「南開大学」)で学びました。
(「津」は天津の略称。ちなみに他の直轄市である北京は「京」、上海は「滬」、重慶は「渝」です)
天津甘栗が天津に無いのは知られている所ですが、包子(肉まん)の名店として有名な「狗不理」は、ここ天津が地元です。
実際、地理的感覚でいけば天津も北京も似たようなものですし、列車で今や一時間半程で結ばれていますから、北京と比べて少し落ち着いた(悪く言えば田舎くさい)天津で一息つくのも悪くないかもしれません。
私は今回先を急いだので一瞬の滞在でしたが、一度時間を取ってゆっくりしてみるのもいいかなあと思っています。

でも一度でいいから北京に直接入ってみたいかも。

天津から北京まで乗った列車は、この4月より走り始めた高速列車。日本の八戸新幹線の車両そのままです。何故なら、日本のメーカーの技術供与で造ったから。にも関わらず、中国では「国産」という事になっています。事実は完全な「パクリ上等」です。「ディズ似ーランド」石景山遊楽園並。天津臨時駅の售票員の対応も文明国家では考えられないもの。北京原人だけでなく「天津原人」も居たのか。

T238次~南北横断特急PageTop售完(売り切れ)

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Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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