FC2ブログ

或る土地のイメージ

 仕事の同僚が明日からスペインに行く。スペインと聞いて思い出すのは、まず牛、カルメン、フラメンコ(ん?かぶるか?)、パエリア。あとは、アルハンブラ宮殿とか、ガウディとか、プラド美術館とか。エトセトラエトセトラ。しかし...ここで語りたいのはそんなことでは無い。
 問題の提起の仕方が悪かった。
 スペインと聞いて出てくる気候は夏。つまり向日葵の季節である。そう!スペインといえば向日葵!アフリカを対岸に望み、地中海から吹く風は爽やかで、人々は陽気で、笑い声と共に一日が終わる。勿論これらは全て私の妄想であり、勝手なイメージである。何せスペインで行ったことがあるのはアルヘシラスだけ。しかもジブラルタルに行く途中に都合3時間程滞在しただけなので、スペインというところがよく分からない。しかし、多くの人にとって「スペイン」聞いてイメージするのは、冬の寒さでないことだけは確かであるに違いない。実際は雪も降るだろうし、寒風に苦しめられる季節もあるだろうけど、頭に描くスペインの気候は「冬の寒さ」では無いのである。
 逆にロシアはどうか?
 まず毛皮の帽子。ロングコート。雪。街の色は灰色で、厳寒としか言いようが無い気候。よくあんな寒い時期に街を出歩くよな。感心するわ。多くの人にとって「ロシア」と聞いてイメージするのはこのようなことだろう。間違っても最初に想像するのはTシャツ短パン姿というのではない筈だ。実際はロシアにもTシャツで過ごせる気候は存在するし、太陽の降り注ぐ季節はある。しかし多くの人々にとっては、ロシアといえば何故か「氷の世界」なのだ。アメリカ、北欧、カナダ。まあ何処でも良いけど、仮に冬の寒さが厳しいところでも、最初にくるイメージが「真冬」という土地はロシアをおいて他に無い。もしあるとすれば、サンタクロース村くらいじゃないか。
 人間のイメージとはそんなもので、その土地に対し勝手に作り上げたイメージがある。さすがに冬は無理だろうが、夏にスペインに訪れて太陽に恵まれなかったら「どうも違う」と自分勝手に思うだろうし、ロシアはやっぱり寒くなくてはいけないのである。事前に描いたイメージと違って怒り暴れる日本人のオバサン旅行者を何人も見てきた。
 でもロシアってなんで寒いイメージしか無いのかなあ?
 ま、一般的なイメージを形作る季節なら、多分その国にとって最も美しい時なのだろう。これからが行き時。そんな風に無理やり自分を納得させて、来週シベリアへ旅立つ。11月8日のイルクーツクの予想最高気温は氷点下10℃。明後日の最低気温が氷点下24℃ってなんだよ!
....寒いイメージと言ってもそんなに寒くしていただかなくても結構なのですが。

勝てば官軍PageTopちょっとモスクワまで行こうか?列車で(その7)

Comment

Commentの投稿

 管理人だけに表示する

TrackBack

http://vokzal.blog78.fc2.com/tb.php/14-c54975bb

プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

カレンダー

10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

月別アーカイブ
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索

RSSフィード
リンク