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天安門広場発 赤の広場行(その2)

 この北京発モスクワ行第3次列車。走行距離7800km以上、所要時間は126時間以上。当然、欧州や中国の鉄道では見られない独特の世界も広がっている。この列車についてざっと気づいたことを、いくつかのテーマに分けて記していこう。

●乗客
 国際列車編成には国際旅客しか乗せない。国内区間のみの客は、中、蒙、露の三国それぞれで連結する国内編成をあてがわれる。つまり国際列車編成には、モンゴルのスフバートルを過ぎたら新規客が乗車してこない。ロシア入国後は乗客は降りる一方となる。冬の間は北京-ウランバートルのK23次が運行停止になるので、ウランバートル行きの乗客で込みあう。ウランバートル以降は別列車のようにガラガラ。
 また、当然ではあるが乗車等級で客層がガラリと変わる。上から高包、軟臥、硬臥と三等級に分かれるが、高包と硬臥では別世界。この変わりようは中国の軟臥と硬座なみ。乗車した列車の硬臥客は運び屋のみで旅行者ゼロ。一車両に大体一~三組くらい。季節によっては欧米人旅行者がいるらしい。基本的には硬臥の雰囲気は悪かった。私は単独でコパートメントをあてがわれても硬臥乗車はゴメンだ。素の現地人と交流できる、という、美辞麗句に騙されてはいけない。中国国内列車の硬臥客はもちろん、下手すりゃ硬座客よりもガラが悪い。ちなみに軟臥はどうなのか分からない。ウランバートル以降、軟臥の乗客は一人もいなかった。

●両替
 中蒙国境では二連浩特でモンゴル・トゥグリグを手に入れることが出来る。国境審査後、二連で一旦下車して両替となるが、降りる時は列車員(車掌)に頼まないとドアを開けてくれない。何も言わなければ、そのまま台車交換場まで連れていかれる。当然下車は出来ない。この場合トゥグリグは手に入らないけれど、全く問題無い。レートさえ目をつぶれば、列車内(含食堂車)及び途中停車駅の売り子とのやりとりは米ドルで可能。だから二連浩特では、両替の心配をするよりも他では仲々体験出来ない国境での台車交換を見聞したほうがいい。結局モンゴルで使う金額など10ドル程度であるから。
 ロシアルーブルの両替はナウシキ駅で、との情報があったがとんでもない話だ。まず列車は深夜到着。停車中は兵隊がホームを巡回しており、列車員もドアを開けない。入管の役人に両替所は何処かと聞いたら、両替所が存在することを想像するお前の頭が理解できない、といった感じで「ニェット」と断言された(「ニェット」とは中国語の「没有」とほぼ同じ意味であるが、もっと幅広い場面で使われる。「不是」も「不対」もニェット。一言で色々使えて便利)。途中停車の駅でも両替所は無い模様。あるのかもしれないが、停車時間中に見つからなかった。つまり、確実にルーブルを手に入れる為には、食堂車に行って会計係のおばさんから極悪レートで両替するのみ。食事した後にドルしか無いと言えば、嫌でも換えてくれるだろう。

こんな調子でどんどん書いていく。

世界最強の地下鉄PageTop天安門広場発 赤の広場行(その1)

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Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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