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阪急梅田駅9号線

 日本最大の私鉄ターミナル、阪急梅田駅は、9線もの線路が行き止まり式のホームでずらりと並ぶ。ここだけ見れば上野駅の地平ホームよりも大きい。三階に上がるエスカレーターを降りて目の前に広がる電車の列は壮観でさえある。
 関西での最初の数年は主に2号線(阪急は「番線」とは言わない。「号線」と呼ぶ)の京都線急行ホームを利用した。家が京都の右京区、北区、西京区と移ったので、使う駅は西院か嵐山線乗り換え駅の桂だったから、特急ホームの1号線はあまり縁が無かった。特急が桂に停車するようになったのはここ最近だ。次いで千里に移住したので千里線直通の普通が出る1号線そして淡路に停車する急行の2号線。たまに京都線普通の出る3号線。
 神戸に移ってからは神戸線特急ホームの9号線が自分のホームになった。京都線時代、神戸線ホームの7~9号線はえらく開放的に見えた。やはり海のある土地へ向かうというのがあったからかもしれない。今は特急の行き先は新開地までになってしまったが、以前は須磨浦公園まで行っていたので、自分の中では特に明るい雰囲気があった。宝塚線の4~6号線は縁が無かった。豊中とかに友人がいたけれども特別行く用事もなく、雲雀丘とか山本あたりの住宅街を通って宝塚に行くのは自分とは違うような感じがした。何度かこの辺りに引っ越しをしようかと思った時期もあったけれど、結局神戸に移ってからはそちらの方が居心地が良かったんで結局移らず仕舞になった。

 自分は国鉄~JRの人間だと思っていたが、こうして見ると人生の半生は阪急電車と生活してきたことになる。

 久しぶりに梅田駅に立った。京都線改札を抜けて宝塚線ホームを横切り一番端の9号線特急ホームに向かう。やはり阪急は独特だ。その頑固なまでの阪急マルーンの車体と木目調の車内そして緑色のシートと、アルミやステンレス全盛の鉄道界にあってそれらとは一線を画する鉄道ポリシーにのっとった伝統にとことんこだわる車両群は、そのハイソなブランドイメージと相まってとても好感が持てる。コストを考えればこのようなポリシーは必ずしも守られるべきでないとは思うが、ブランドとはそういうコスト一辺倒で語れるものではないことを、この梅田駅のずらりと並んだプラットホームとそこに並ぶ車両群が示している。

 朝ホテルを出るまではJRで三ノ宮まで飛ばそうかと思ったが、久しぶりに阪急電車を目の前にして、せっかく関西に来たのだ、阪急を選んだのが正解であることに気づいた。

プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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