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奥岩代 鉄の旅(実行編)

 毎週旅行をしているから少なくとも午前中いっぱいの朝寝を楽しんでいないのは確かだ。

 朝6時半に起きて都電と山手線で上野駅。土曜の朝だからかしらん、上野駅は閑散としていた。高崎行の快速列車はまあまあの空き具合だったが、高崎駅からの4両編成の水上行はえらい混んでいる。何とかボックス席の窓側を確保。首都圏だとこういう昔からの車両は消えた。やっぱり鉄道はこれじゃないと。ロングシートの通勤車は旅行をする為の列車ではない。水上から先、三国峠を越える列車が少なくその数少ない列車に接続するとあってか、水上までのほぼ1時間、混み具合は変わらず立ったままの人達も多くいた。渋川か沼田あたりで空くのかと思ったがそのまま終点まで。
 で、水上駅からの乗り換えが大混雑。え、殆どの人が長岡行に乗るんですか?狭い跨線橋が渋滞を起こしている。でも、何とかボックス席の窓側を確保。この区間を群馬側から行くのは、寝台利用時を除いては初めてかも。いつもは新潟側から下ってくるばかりだし。湯檜曽から新清水トンネル、で、トンネルの途中の土合駅で、登山服姿の集団が降りた。谷川岳に行くのだろう。でも車内を見回すと男性の一人旅が多い。何か嫌な予感がする。これ、私と同じ目的では?新潟側に出ても天気は快晴。気分は良い。越後湯沢で降りてくれるかと思ったが、それでも余り変化無し。ほぼ7割の席が埋まっている。上野を出て4時間20分後、小出に到着。

 やっぱり予想通り。只見線の跨線橋へ猛ダッシュの面々。2両編成のディーゼルカーに乗り込むと既に席は半分程度埋まっていた。で、自分たちの列車からの乗り換え客でほぼ満席に。何とか窓側を確保。
 小出駅から会津若松まで行かれる列車は一日3本しかない。他に区間運転が1本。つまり一日4本しか列車が出ない。この13時過ぎの列車の前は朝6時。で、夕方5時過ぎがそれぞれ会津若松行。道理で列車は混む訳だ。でも地元の人らしき人はいない。一見してわかる乗り鉄気味の男性の他にも中年家族連れとか、老年女性集団とか。
 発車してすぐ、魚沼川を渡る。川釣りの人達が多く見られ、夏という感じ。列車は非冷房車なので、当然のごとく窓を開けっ放しにする。こんなことをやっているから国鉄時代の使い古した列車であることは明らかなのだが、今時何処のローカル線も新型車両が走っているなか、こんな一時代前の車両が走っていることにびっくり。みんな暑い暑いとか言いながらガタゴト揺られている。決して涼しい地域を走る訳ではない。勿論冬は豪雪地帯だが、夏の暑さは本州は何処に行っても変わらん。こんなローカル度全開の車両で山の中に入っていく。魚沼観光協会とかいうところから案内人が2人程出て沿線の案内をしている。記念乗車証明証とかも配っていて、アピールに余念が無い。一人は茶髪の今時の若い女性だったが、ちょっと不釣り合いな感じ。
 この線のクライマックスは大白川から只見へ抜ける新潟福島県境区間。窓を開けっ放しなのでディーゼルの音がうるさいが、かと言って窓を閉めるとサウナになるので、誰も閉めない。そうこうしている内に恐ろしく長いトンネルに入った。ディーゼルカーはモーターを動かす、所謂力行運転の時は非常にやかましいのだが、このトンネルはずっと登り勾配のようで、とてつもない音の空間に身を置くことになった。しかし、トンネル内の空気が非常にひんやりとしているので、その冷気が入ってきて一気に車内は快適な温度に。モーターが止まって惰行運転になると、一気に静かになる。どうやらトンネル内にサミットがあるようで、開けっ放しでもトンネルの反響以外は静かになった。トンネルを抜けると田子倉駅。田子倉湖の湖畔にある駅で、秘境駅としても紹介されることが多い。ダム湖の景色はとても美しい。で、またトンネルだが、やっぱりずっと下り坂らしく発車直後に唸った後は、惰行運転で一気に下っていった。長いトンネルによる峠越えだったが、その前後の山の中などかなり景色は良いです。
 只見で少々降りたが、乗ってくる人も。でも観光客くさい。会津川口で、また少しだけ降りたが、あろうことが旗を持った団体客が乗ってきた。で、これらの人は会津柳津で下車。何かのパッケージツアーで「昔懐かしいローカル列車乗車」とかやってるんだろう。でも乗客いっぱいの車内で座れない人多数。あとでクレームにならないことを祈ります。

 17時過ぎ、会津若松到着。結局小出から乗車した人の7割くらいは完乗してしまったようだ。地元の人用というより完全に観光列車。向かいのボックス席にいた若い女性一人旅も完乗していた。どうやら鉄子だったらしい。会津若松に来るのは3年ぶりくらい。駅前のビジネスホテルに投宿する。

 この只見線は大赤字路線というが、福島と新潟の県境の国道が冬期通行止めになり、この線を廃止してしまうと物理的に行き来が出来なくなるとかで存続しているようだ。最も行き来をする人がどれだけいるかも疑問だが、只見あたりだと都市部に行くとなると、会津若松に出るより長岡とかに出る方が近いということもあるからやっぱり必要なのだろう。

 日本で紅葉が一番美しい鉄道とうたっており、実際その写真を見たこともあるが、確かに美しい。ただ、自分としては真冬の豪雪期に再び乗ってみたい気がした。凄い光景が見られそうです。

プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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