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「はつかり」

 私が小学生低学年の頃、近所に青森からの転校生来た。神奈川の田舎に北東北からどういう理由で来たのかは未だに分からないが、母子家庭だったような記憶があるので、何らかの事情があったのだろう。今でも覚えているのは、彼が「はつかり」で青森から来た、と言っていたことだ。

 私の小学生低学年は、ギリギリ東北新幹線が開通していない頃である。上野から北に向けて長距離列車が頻発していた最後の時期にあたる。新幹線が開通するとまずは大宮から盛岡まで「やまびこ」が走ったが、近所の転校生のお陰で東北行の列車は「はつかり」という感覚が今でも自分の中にある。

 今日(正確に言うと昨日)走り出した「はやぶさ」は3時間と少しで青森と東京を結ぶ。「はやぶさ」などどのように考えても東北方面の列車名では無く、どうして「はつかり」にしなかったのだろうと思うが、とにかく速いというイメージを持たせたかったのに違いない。

 東海道沿線に住んでいるとそれ程意識をしないのだが、ニュースを賑わす新幹線誘致の話。無駄な公共事業ではないかと思うのは東海道/山陽沿線に住んでいる人達の感覚であって、誘致をかけている人達が新幹線にかける気持ちも理解できる。新幹線を通すということは、東京と結ばれることと同義である。「九州新幹線の行き先は大阪ではないか?」と言うが、その先には東京が見えていて一本の線路でつながっている。これは理屈ではない。誘致する人にとっては悲願なのだ。飛行機ではダメで、新幹線でないといけないのは、鉄道に対する日本人の思い入れのような気もするが、過去の実績から飛行機は一日一本しか来なくても、例えば東北新幹線の途中駅でさえ、東京と結ぶ列車が2時間に1本停車することを考えれば、特に空港の無い都市にとっては飛行機との利便性比較では比較にならないのだろう。
 新幹線は青森まで来た。北海道に行くと分かるが、「札幌まで新幹線を!」という立て看板があちこちに立っているところを見るたび、新幹線は特別なのだ、とも思う。東京から遥か離れた札幌でさえ新幹線なのだ。勿論途中の地域ではなおさらかもしれぬ。結果的にどれだけの人が利用するのかは分からないが、昭和30年代に日本人が見た夢を、平成が20年も過ぎた今でも心待ちにしている人達が多くいることも確かで、そこにかつての日本の成長発展を自分達の理想として重ね合わせているのかもしれない。

 やはり新幹線は夢の超特急なのだ。 

プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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