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「白い村」ミハスの休日

 フエンヒローラから市内バスのようなバスで郊外へ出る。天気はとてつもなく良く迫ってくる山の緑も美しい。途中ロシア語の看板があったが、どうやら別荘地の売り出しらしい。経済状況もあってか市内中心部でも「売家」の表示を見てきたが、このようなリゾート地では外国人への売買もあるようだ。

 道路状態は良い山道をうなりながら登っていくこと20分程で、山の中腹にへばりつく白い村、ミハスに到着した。

 アンダルシアの家々は白壁が特徴だけれど、ここはそのような昔ながらの白い建物が密集する集落。大きな車が入れるのはバス折り返し地点にある広場までで、そこから中は細い石畳の道がうねりながら村を走っている。山の中腹にあるので景色は抜群によく、展望台のような所からは眼下にフエンヒローラの街と地中海、そして何と!遠くアフリカの台地まで目にすることが出来た。が、どうしてこんな不便な所にわざわざ集落を持ったのかが不思議。車通りが出来る前は、舗装の無い山道を徒歩で行き来していたであろうことが、バスの中からも良く分かった。

 街はそれなりに観光地化されているとはいうもののそんなに商売熱心でいるようにも思えず、一応ロバ車や馬車が「タクシー」とか称して集落を一周してくれるみたいだが、何となくのんびりした空気が村を包んでいる。フエンヒローラからのバスには外国人らしき客が何人か手ぶらで乗ってきたところを見ると、下界に宿泊を取りながら滞在の合間にここに登ってくるようなこともあるらしい。実際1時間もあれば集落を一周してしまうので、ガイドブックではマラガからの日帰り観光地として紹介しているくらいだ。日本の旗持ち旅行ではこの村で数時間の自由時間を取るようで何組かの日本人団体を見る事ができたが、一応ふらふらと歩くものの時間を持て余しているようで、この白い美しい村を十分に楽しむのには至らない方々が多いように思えた。ここは特に見るべき教会建築や美術館、遺跡の類はなく、白い家々が作り出す街の雰囲気が見所であり、例えば暑い日差しを避けてバルのテラスで目的も無く時間をつぶすことに楽しみを見い出すような旅行客でないと、退屈で仕方が無いかもしれない。

 けれど自分達はこの暇そうな村に宿泊を取った。結果的にはその空気が合ったように思え、とてもこの村を気に入った。ホテルというよりペンションと言った方がいいような宿で、チェックアウト時も人がいないからと、カギを玄関に置いて出てってくれというようなところ。その割にはミニバーもあるのだが、どうやって清算をするのかなと思うのようなのんびりした宿だった。

 このような感じだから何かを見たという場所ではない。高台の闘牛場を外から、またその前にある教会の脇でアイスクリーム、家族経営のレストランで鶏のソテーとバゲットに添えられたイベリコ豚のハム、満点の星空、再度夜に訪れた展望台からアフリカの街の灯、やたらはっきり聞こえた教会の鐘が、この街の印象だろうか。

プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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