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コルドバはメスキータと遊園地

 さてさて、旅情もへったくれもない高速列車の移動を終えて着いたのは、コルドバ。ここはイベリア半島に於けるイスラム勢力の都として、かつて大いに繁栄したところ。同じ時代にはバグダッドとかダマスカスとかカイロとかイスファハンが栄えるのだけれど、文化面ではイスラムの中心として君臨したのがこのコルドバ。当然訪問の目的もこれらの遺構を求めてとなる。

 コルドバ・セントラル駅は旧市街から微妙に離れているのでバスで向かおうと思ったが、バス停の路線図の上に観光バス案内が重ねて貼られていて、路線のどれが旧市街へ行くか分からないようになっている。この辺の想像力はどうにかならないものかと思うが、文化の違いとして納得するしかない。そうこうする間に日差しは高くなり、暑くなるばかりなので、タクシーで向かうことにする。最初から行けって。
 目指すホテル「ラス・カサス・デ・ラ・フデリア」は旧市街のど真ん中で、多分この旅行を通じて最も良かったホテル。当然昔の邸宅を利用したパティオのある落ち着いたホテルを選んでいるが、ここはその中でもすこぶる雰囲気が良かった。わざわざ観光客がその中庭を写真に収めてきていたし。部屋は広くジェットバス付。プールもある。またレストランも知られているようで、夕食時はお客さんが詰めかけていた。

 荷物を置き、早速街へ。勿論目指すは「メスキータ」。コルドバのシンボルであり、今でこそキリスト教会となっているものの、元はイスラム建築の粋を集めた列柱の美しい内殿は、よく写真などに取り上げられるところだ。800本以上の柱が並ぶ様は、それだけでイスラムを引き継いでいると共に、そこに掲げられているキリスト教会の十字架やら彫像やら聖歌台やらが融合されて独特の世界を形造っている。アルハンブラの時にも書いたけれど、中南米の文明を破壊し尽くした旧教の権化であるスペインが、自国領土のイスラム建築を破壊し尽くさなったのは、奇跡に近い。アルハンブラは半分は捨て去られ見向きもされなかったのが現代に残ったものだけれど、ここコルドバのメスキータは都市のど真ん中にある旧イスラム建築。逆のパターンがイスタンブールのアヤソフィアだが、どちらもその歴史背景を考えると、その貴重さと歴史のアヤに体が震えてくる。

 メスキータの北側に旧ユダヤ人地区が広がっている。ここは迷路のようで、フェズのカスバとまではいかなくても、しばらく歩いていると何処に自分がいるのだかわからなくなってくる。こういう時は団体に付いていくのがよろしい。丁度フランス人グループがガイドにつれられて歩いていたので、そちらについていってついでに街案内と道案内もしてもらうことにした。

 夕食にタパスとワインをかきこんだあと、旧市街の南に流れるグアダルキビル川をローマ橋という石橋で渡って新市街へ。遠くに観覧車やらが見えたので近づいてみると、巨大な遊具がギンギラギンに輝いて回った絶叫を撒き散らしていたりしてた。どうやら祭のようで、民族服を着たカルメンみたいな女性がそこら中を歩いている。この遊園地、遊具は相当荒っぽく、観覧車は高速回転しているし、地上数十メートルに人を置き去りにして人の入れ替えをしたりと、日本の遊園地とは違った意味でスリル満点。勿論時間は夜10時を過ぎても人でいっぱい。まあ、昼間が暑くて仕方がないから、こうして夜も盛り上がるのだろう。行く前は非効率かなと思っていたシエスタがある理由も、なんとなくわかるような気がするのだ。

プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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