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天保山渡船

 大阪の街は水の都と言われ、その昔「八百八橋」と言われるくらいの橋があった、つまり水路が縦横を走っていたとの事ですが、今では交差点に「~橋」との名前が数多く見られるのがその名残を示すくらいで、殆どその名残はありません。今でもポスターなどに「水都」と称される大阪ですが、この事を唯一と言っていいくらい表しているのが「渡船」です。
 渡船とは多分大阪独特のものです。やってることは文字通り渡し舟であり、何処かの観光地などに行けば一箇所くらいは観光用としてありそうですが、大阪の渡船は全くの地元用で、観光用ではありません。要は川の橋代わりに存在する存在するもので、乗っている人は通勤とか町の移動に橋を渡る感覚で使う人達ばかり。かつては市内に31箇所あったそうですが、橋やトンネルの開通などで今では8箇所で運行が続けられています。
 運行は大阪市の市営です。市営といっても不思議と公共交通機関としての扱いではなく、つまりバスや地下鉄を運行する交通局の管轄ではなくて、建設局や港湾局の管轄となっています。なぜなら、この渡船、扱い上は「道路の一部」であるからで、よって乗船代は「タダ」です。公共の乗り物に乗って運賃がタダというのは、日本全国見渡してもここだけではないでしょうか?少し前に有料化の動きがあったようで、しかも昨今の燃油の値上がりによって現実になりそうだったのですが、「道路の一部」という決まりによって、有料化は出来ないとの結論になったそうです。もっともこの決まりは大正時代に出来たものらしく、それが今でもいきているのも意外です。
 私、先日その渡船の一つである天保山渡船に乗ってきました。日本一低い山である天保山から、対岸の桜島まで400m程。香港に行った事のある方なら、スターフェリーの小型版だと思っていただいたら宜しい。安治川を時間にして3分程の「クルーズ」ですが、それなりに趣があって良いです。乗っているのは地元の人ばかりでした。桜島渡船場から徒歩で10分程のところにJR桜島駅があります。ユニバーサルスタジオジャパンの裏手になります。天保山の海遊館裏からUSJまでも船が出ているようですが、勿論こちらは有料。
 関西であちこち行き尽くした方や変わった大阪歩きをしたい方にはおすすめです。是非海遊館やUSJに行ったついでにでも、訪れていただきたいです。

台風の上海航路

 台風がようやく近畿にも近づいてきたようで、外の風も強まっています。そう言えば、昔台風が近づいている東シナ海を上海航路で渡った事があります。

 天津航路や釜山航路はあまり揺れた記憶は無いのですが、外洋をいく上海航路は、ただでさえ揺れるのに台風の接近でとてつもない事に。船員でさえ甲板から吐いていましたから。360°海なので逃げ場が無いんですよねぇ。ひたすら船内で耐えるしかない。じっとしているだけで脂汗が出、どうにもならない状況を地獄と呼ばずして何と呼びましょうか。
 今日14日土曜日は予定なら上海を出る筈ですが、出航しているのでしょうか?国内航路と違って国際航路、特に中国船は気合の入り方が違うので神戸に向けて出航しているような気もします。

↓飛行機に飽きた方、パッカー時代の旅行を振り返りたい方は是非
http://www.fune.co.jp/chinjif/

フェリー埠頭

 本日、須磨浦を山陽本線に乗って思ったことが一つ。
 相模湾に面した街が私の故郷なので、海と言えば夏は泳ぐ場所であり、冬でもそんなにダークなイメージはありませんでした。冬の嵐と言ってもそんなに荒れるイメージはありません。台風の季節は別ですが。
 中国に行く時に飛行機を初めて利用したのは、4回目の訪中時でした。それまでの3回は神戸から上海や天津まで船で2泊3日かけて向かっておりました。上海行は紀伊水道から高知、種子島沖を通って東シナ海に抜けますし、天津行は瀬戸内海から関門海峡を抜けて対馬、朝鮮半島沖を通って黄海へ向かいます。ですから、「海」自体もそんなに暗いものではありません。ただ東シナ海は外海になるので、上海行は良く揺れます。特に台風の直前直後の東シナ海は地獄で、乗務員でさえも船酔いで吐きます。海上で逃げ場がありませんから、部屋に篭って寝てるしかない。それに比べ天津行は、概ね陸地に近いところを通るので揺れが少ないので比較的楽。もし船で中国へ渡るのでしたら、天津行の方がしんどい思いをする確率は少ないでしょう。
 この中国行で船が病みつきになり、大阪ー釜山航路や関釜フェリー、三峡ダムが建設される前の長江下りやジブラルタル海峡横断など、機会があれば極力飛行機は使わず船に乗るようにしています。
 思うに移動手段としての乗り物は、車を除いては値段が高くなればなるほど居住空間が悪くなるような気がします。
 飛行機<鉄道<船の順で、自分自身に割り当てられた行動の自由と旅情が大きくなるんです。速さを求めるのなら飛行機になりますが、そんなに急いだ旅行でなければ行程中に船を組み込んで、ゆったりとした時間を過ごされても良いかと思います。

 飛行機では「津軽海峡冬景色」のような曲は生まれてきません。
 こんな歌もありました。
 「私、フェリーにしたの。だって飛行機も汽車も、涙乾かすには短すぎるでしょう」

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プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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