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ナポリタンと珈琲とトンカツと

 昼食を食べに新橋へ。

 新橋の駅前にある新橋駅前ビルは古びたビルだが、ここに目指す「カフェテラス ポンヌフ」がある。お世辞ににも綺麗な店内とは言えず、老人のマスター一人で今の時間は切り盛りしているからか、下げ物もままならない状態。どう見ても大衆的な喫茶店。一応お客さんで埋まってはいるもののカフェテラスと言う割に珈琲を鍋で暖めるような店にどうして来たかというと、その理由はこの店のナポリタンにある。ここのナポリタンは食べ物ランキングで高い確率で載ってくるその筋では有名。決してマスターはそれを鼻にかけている訳ではなくむしろ大人しい感じの老人である。喫茶店のナポリタンとカレーというのは昔からある店なら定番のメニューだけれど、最近のチェーン系の喫茶店では見る事は殆どないし、あっても冷凍麺をスチームで解凍しているスパだったり、レトルトを温めているものが多い。ここのスパゲティは極太でまあ何処かのゆで麺を利用しているかもしれないけれど、昔ながらの典型的なケチャップ味で何より量が多い。ナポリタン600円、ハンバーグスパゲティ800円。おいしいです。ハンバーグスパゲティはセットだと鍋で暖めた珈琲と自家製プリンが付いてきてプラス300円。店名の「ポンヌフ」はフランス語であるけれど、直訳すれば「新しい橋」。分かりやすい名前です。

 日本橋三越を経由して次に訪れたのは神田神保町。何しに来たか?勿論本ではない。珈琲の為にここまで来た。すずらん通り出口すぐの「さぼうる」。無茶苦茶有名な喫茶店。喫茶店とはこういうものだというのを形にしたような店で、多分東京の学生街の喫茶店というイメージを見事に表しているような店内である。前に京都の喫茶店について書いたが、昭和全開という意味ではこの店も先端をいっている。本店と2号店が隣合っており、どちらもレトロであるけれど勿論本店に入る。木造の暗い店内は客でいっぱい。たまたま1席空いていたので席につくことが出来た。このような店で禁煙席がどうのとか言ってはいけない。私は元スモーカーで今は全く吸わないけれど、煙草も喫茶店の重要なアイテムだというのを改めて思い知らされる店であり、煙草がどうしても嫌だという人はこのような店には来てはいけないのだ。そのような人が「喫茶店」を知らないだけであって、この店が時代遅れなのではない。嫌煙の人は大人しく近所のドトールに入ろう。アイスコーヒーを注文。甘いアイスコーヒーが出てくる。昔からの喫茶店ではアイスコーヒーはあらかじめ甘くしてあるものが出てくるけれど、このようなアイスコーヒーには最近お目にかかることが少ない。外国資本やチェーン系はガムシロップを自分でいれるパターンなので、このような新しめのカフェにかぶれた人は融通が効かないと怒りだしそう。違うのです。アイスコーヒーとは本来甘い飲み物なのです。自分でガムシロで味を調節するなどは邪道なのです、と毒づいてみる。何処かの喫茶店でアイスコーヒーは「コーヒー」ではなく「ドリンク」の項目に書いてあったことを思い出した。

 で、夕飯は新宿のトンカツ屋「王ろじ」。大正10年創業。トンカツとは平べったいものが普通なのだが、ここのは円柱形。で、みそ汁ではなく豚汁が付いてくるのだけれど、これも一旦炒めた豚やタマネギに味噌を加えて豚汁にしているようで、普通に食べる豚汁とは少し違う。メニューじゃトンカツ定食、海老フライ定食、とん丼(カツカレーのこと)、インディアンカレー(ビーフカレー)など。勿論トンカツ定食だが、何故か海老フライ定食の方が安い。大きなカツでおいしい。

 とまあ、今日は古くからの店を巡りに巡った一日だった。変な創作料理はいらないから、このような典型的な物のおいしいやつを食べて過ごしたい。次回はハンバーグとロールキャベツのルポをお伝えしよう。

夕飯は洋食

 東京に来て唯一見つけた大衆的洋食屋は我が家の近所にある。金を出すような店はいくつかあるし、このような庶民的な店も探せば他にもあるのだろうけれど、今のところ見つけていない。
 夕飯はこの店でチキンカツ定食。ハンバーグとかビーフシチューもあるが、今日は鳥が食べたい気分だった。神戸ではこのような店に行くのが当たり前の食事だったが、東京に来てからはお目にかからなかったこともあって、洋食から遠のいた。コックはプロレスラーのようなごつい人なのだが、オーソドックスな味を出してくる。しかし、どのメニュー、例えば海老フライとかメンチカツとかクリームコロッケとか何を注文してもスープは味噌汁なのが不思議。基本的に定食しかやっていないので、一人で食べるのには有難い店だ。
 調べてみると、相当昔からやっている店のようです。

 この店の有線で流れていた歌をiPhoneのアプリ「Shazam」で検索してみた。初めて使ったが、ちゃんと正確に出てきた。当たり前か。

中国食材通信販売

 会社で中国語の新聞を取っている。と言っても日本で発行している日本在住の中国人向け新聞。記事はほぼ日本の新聞と同じなので特に見るべきものはないけれど、注目すべきは掲載されている広告。それも中国の食材通販の広告だ。
 中国直輸入をうたっているだけあって、その数はスーパーの比ではない。下手すれば中華街の専門店よりも種類は豊富だ。中国語で書いてあるので中国人向けなのだろうが、勿論日本人の我々も買う事が出来る。青島ビールや紹興酒などの定番は勿論、キクラゲや搾菜などの食材、牡蠣ソースやラー油など日本でも手に入る調味料、当然お茶も売っている。で注目は冷凍点心。肉まんだとか、小龍包だとかの中国直輸入モノなのだが、私が目をつけているのは冷凍餃子。定番の三鮮餃子、ニラ餃子から、羊肉餃子、牛肉餃子、少し珍しいセリ菜餃子など種類が豊富。これが何と1kg500円くらいからある。中国の市場価格からしたらバカ高いけれど、日本で考えたらこれは安い。どうして餃子かって?当然じゃないですか。餃子本来の具以外に少し変わっているものが入っているのではないかと、スリル満点。スタッフに日頃の慰労として取り寄せたろか?と言ったらみんな真剣な顔して「遠慮します」だって。人間の記憶って案外はっきりしているものだ。自分など色々なもの食べさせられているから、今更この手のものに気をつけても遅いと思っているので何とも思わないけど。
 餃子は仕方が無いので、代わりにカップラーメンにしてみようかと。中国で最も有名な康師傅の紅焼牛肉麺を売っているので、こちらを頼んでみようかしら。値段は中国と全然違い何故か日本のカップ麺よりも高いけれど、あの味を久しぶりに堪能してみるのも悪く無い。

ベラルーシ料理 ん~吹雪のミンスクが...

 飯倉片町の近くにベラルーシ料理屋というのがあるのを見つけた。

 去年のミンスクは忘れもしない。
 厳寒の上に猛吹雪。そのような悪天候の中で無機質な街を凍えながらふらついた。雪にまみれてカメラもやられたし。とにかく昨シーズンの冬で(11月だったけど)、一番寒かったのがこの「ミンスク 雪の徘徊」だ。
 かつては美しい街だったらしいが、ヒトラーのお陰で滅茶苦茶に破壊され、歴史的な建物が残っていなかった。ミンスクは東部戦線の激戦地として有名だ。わずかに中心部の一角に、かつての旧市街の街並を復元したところがあったが、それとて箱庭のイメージ。あと著名なホテルであった「ホテルヨーロッパ」がかつてと同じ場所で再建、営業していた。けれども街のほぼすべては、モスクワよりもよっぽど社会主義的な都市計画で街が形作られていた。ヨーロッパの旧東側国家なら何処の首都も、街の美しさで人が集まるプラハでさえも、無機質なビル群が立ち並ぶ空間が存在したが、ミンスクは何処もかしこも四角い灰色の建物ばかり。勿論退屈で仕方がない。だから、時間つぶしと暖を取る為にマクドナルドに3回くらい行った。
 こんなだから、自分が食べたベラルーシ料理は、ペテルブルグからミンスクへ向かう列車と、ミンスクからキエフへ向かう列車の食堂車での食事のみ。この二本とも、ベラルーシ国鉄持ちの車両だったので、出てくる料理もベラルーシ料理だった。
 この食堂車はどちらも当たりだった。
 
 本物のベラルーシ料理が出てくるのなら、間違っても日本人向けにアレンジされていないのなら、味は期待できる。
 と言う訳で、会社で食事ツアーを企画中。創作料理とかいう「おしゃれな」料理しか食べていないスタッフに、各国郷土料理とは何たるものかを知らしめてやりたい。

 こないだ行った新宿のロシア料理に、スタッフ達はウマいウマいと言いながら食べていた。確かにいけていたが、まあまあだったな。神戸のバラライカの方が数段上です。

神戸の最後は洋食で締めましょうか

 前にも書いた気がするが、神戸に住んでいて最も良かったことは、気軽に洋食を食べに行かれること。ファミリーレストランではなく、所謂洋食屋があちこちにあり、これが神戸に長居をさせる要因の一つであったと思う。

 先の日曜、新開地の「グリル一平」を訪れ、勿論全てではないが、名の知れた洋食屋は一通り周ったことになるようだ。この店のイチオシは鉄板ハンバーグステーキ。こういうのを食べるとチェーン店で食べるのが嫌になる。引越し記念にそぞろに記してみようか。
 まずは元町の名店「伊藤グリル」はどうだ。炭焼きステーキが有名だが、やっぱりこの店はビーフシチューでは無かろうか。外国航路で出されていた味だが、少し気合の入った時に選ぶ料理としてぴったりだ。
 加納町の「グリル末松」。王道洋食がずらりと並ぶが、ここはクリームコロッケじゃないかしら。
 三宮と大石に店を出していることは知っている「洋食 赤ちゃん」。何という訳ではないけれど、いつもチキンカツを注文していた。
 王子公園の「トンコパン」。ここはふわとろオムライス。近所なのでよくお世話になった。ホテルでフライパンを振ってたマスターが独立して出した店だったと思う。
 灘駅近くの「洋食ポテト」。個人経営の店のようだ。この店もよくお世話になった。街中の食堂の雰囲気と洋食屋を足して二で割った感じ。1000円ほどのちょっとしたコースにハマっていた。味は間違い無いけれどいつも空いていて心配になる。
 岩屋駅近くのプティ・ア・プティ。前は阪急王子公園を下った所に店を構えていた。マスター一人でやっている。ハンバーグがおすすめ。
 ハンバーグなら元町北側の「Hang」も。ドイツ人のマダムから受け継いだ味というハンバーグ専門店。でも店員は若い人達ばかりでそのギャップが不思議。しっかりしたハンバーグを出すけれど、何故かいつ行っても若い客しかいない。
 あと何処かしら。
 三宮駅西側の「生田食堂」。ここは量は多くないけどいつも混んでいる。安いと思う。何でも置いてある。
 でも、自分の中ではやっぱり六甲の「自由軒」だろう。安い美味い量が多い、と三拍子揃っている。名物はオムライスで、二人で行って一つ注文すると二つに分けて出てくる。この二等分したオムライスが何故か普通の店のオムライスと同じかそれ以上。焼き飯も同様。何故洋食屋に焼き飯があるのかは不明。連れはカキフライが絶品と言っているが、自分は食べれないのでチキンカツを推す。大体チキンカツとオムライスとカキフライかミンチカツかコロッケというのが自分達の定番だった。この店の文句を言う人は居ないだろ。近隣の方、出前OKです。でもここも厨房でフライパンを振っているのが年配の方ばかりで、少々不安になる。できるだけ頑張ってほしい。

 東京にも洋食屋はありますか?高くて少なく、値段と店構えだけは一流という店はごめんです。当方神戸で鍛えられました。楽しみにしております。

 明日引越しです。KDDIの確認が遅いお陰で、前日になって新居ではKDDIがつながらないことが判明。ありえません。別で再度契約し直さなくてはいけなくなりました。そんな訳でしばらくインターネットとはおさらばです。
 次回は東京の新居から文章を書きます。

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プロフィール

Mr.Problem

Author:Mr.Problem
東京移住。
職業:雲のジュウザ
根本思想:世界人民大団結万歳(笑)
多少、あちこちに行ってましたが、。結婚してからはめっきり諸外国へ出ることが少なくなりました。せめて一年に一度くらいは海外には出たい。元パッカーの習性で旅行は旗持ちではなくほぼ個人旅行。基本的には今世界で起こっていることについて思うところや、今まで行った街の印象を徒然に書いていきます。
みなさんが世の中について考える何かの助けになれば。

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